コンサート

Maroon5

Maroon5 Asia2025  2025年2月

キャッチーなヒット曲にひかれてLA出身マルーン5の来日ドーム3daysへ。なんと7時オンタイムにドンと客電が落ち、ほぼノンストップ。メンバー6人でコーラスやブラス、ダンサーは無し、MC控えめ。メドレーを多用してヒットナンバーを惜しみなく、がしがし畳みかける。演出はバリライトの変化と最後の銀テープぐらいだけど、5万人が立ちっぱなしで大盛り上がり、一体となってシンプルなロックサウンドを満喫した。客層若めの東京ドーム1塁側、前の方のSS席で1万5800円。休憩無しの2時間弱。

フロントマンのアダム・レヴィーンが張り出したステージを走り、お馴染みのハイトーンで全編をひっぱる。全身タトゥーの外見とは裏腹に、あざとさとは無縁。アピールといえば「Lucky Strike」などのコール&レスポンス、「Sunday Morning」などのサビでシンガロンを促すくらい。地元ドジャーズのユニフォームを着ていて、背には漢字で「大谷翔平」、キーボードのPJモートンもWBC時の大谷のユニフォームだけど、格別それには触れずじまい。MCでは20年以上の応援に感謝して、LA大火災を嘆くでもない。ギターのジェイムズ・ヴァレンタインはちょっと前に出るけれど、ギターのジェシー・カーマイケル、ベースのサム・ファラーに至ってはひたすら演奏! でも満足度は高いんだなあ。

構成は練った印象。「Harder to Breathe」前のマット・フリンのドラムソロ、「Sunday Morning」のイントロのPJモートンのキーボード、「This Love」のアダムのギターソロなんかはご馳走だ。PJモートンのファンクなソロ楽曲「Heavy」がいいアクセント。アンコールではアダムとジェイムズふたりで、アコギで「Lost Stars」。「She Will Be loved」の途中からメンバーがどんと合流し、MVの女性たちの映像をバックに「Girls Like You」。張り出したステージの真横にいる観客にアダムが笑顔で歌いかけ始めたとおもったら、奥さんのベハティ・プリンスルーと三番目のお子さんだったんですねえ。いいライブでした!

開演前にはDJ演奏。売店でアダム夫妻がオーナーの、ピンクのテキーラCALIROSA(カリロサ)のハイボールをゲットして楽しみました~
以下セットリストです。

1,Animals
2,One More Night
3,This Love
4,Stereo Hearts
5,Harder To Breathe
6,Lucky Strike
7,Sunday Morning
8,Payphone
9,What Lovers Do
10,Makes Me Wonder
11,I Wanna Be Your Lover
12,Heavy
13,Maps
14,Memories
15,Don't Wanna Know
16,Love Somebody
17,Moves Like Jagger
アンコール:
18,She Will Be Loved
19,Girls Like You
20,Sugar

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2024年喝采尽くし

いろいろあった2024年。特筆したいのは幸運にも蒸せかえる新宿で、勘三郎やニナガワさんが求め続けたテント芝居「おちょこの傘もつメリー・ポピンズ」(中村勘九郎ら)、そして桜満開の季節に、日本最古の芝居小屋「こんぴら歌舞伎」(市川幸四郎ら)を体験できたこと。「場」全体の魅力という、舞台の原点に触れた気がした。
一方で世界の不穏を背景に、ウクライナとロシア出身の音楽家が力を合わせた新国立劇場オペラ「エフゲニ・オネーギン」のチャレンジに拍手。それぞれの手法で戦争や核の罪をえぐる野田秀樹「正三角形」、岩松了「峠の我が家」、ケラリーノ・サンドラヴィッチ「骨と軽蔑」、上村聡史「白衛軍」が胸に迫った。

歌舞伎は現役黄金コンビ・ニザタマによる歌舞伎座「於染久松」は別格として、急きょ駆けつけた市川團子の「ヤマトタケル」に、團子自身の人間ドラマが重なって圧倒された。その延長線で格好良かったのは、演劇で藤原竜也の「中村仲蔵」。團子同様、仲蔵と藤原の存在が見事にシンクロし、舞台に魅せられた者の宿命をひしひしと。

そのほか演劇では「う蝕」の横山拓也、木ノ下歌舞伎「三人吉三廓初買」の杉原邦生という気鋭のセンスに、次代への期待が膨らんだ。リアルならではの演出としては、白井晃「メディスン」のドラムや、倉持裕「帰れない男」の層になったセットに、心がざわついた。
俳優だと「正三角形」の長澤まさみ、「峠の我が家」の仲野太賀、二階堂ふみ、「う蝕」の坂東龍汰が楽しみかな。

文楽は引き続き、東京での劇場が定まらずに気の毒。でも「阿古屋」で、桐竹勘十郎、吉田玉助、鶴澤寛太郎の顔合わせの三曲がパワーを見せつけたし、ジブリアニメの背景を使った「曾根崎心中」をひっさげて米国公演を成功させて、頼もしいぞ!

音楽では、加藤和彦の足跡を描いた秀逸なドキュメンタリー映画「トノバン」をきっかけに、「黒船来航50周年」と銘打った高中正義のコンサートに足を運べて、感慨深かった。もちろん肩の力が抜けた感じで上質だった久保田利伸や、エルトン・ジョン作曲のミュージカル「ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~」(日本人キャスト)、クラシックでいつもニマニマしちゃう反田恭平&JNO、脇園彩のオールロッシーニのリサイタルも楽しかった~ 

このほか落語の柳家喬太郎、立川談春、講談の神田春陽は安定感。
2025年、社会も個人としても、舞台に浸れる有り難い環境が続くことを切に祈りつつ…

高中正義TAKANAKA SUPER LIVE 2024黒船来航50周年

TAKANAKA SUPER LIVE 2024黒船来航50周年 2024年12月

ドキュメンタリー映画「トノバン」をきっかけに、高中正義のライブに足を運んだ。9月からのツアーはサディスティック・ミカ・バンドが英米で評価を得た2ndアルバム「黒船」から50年。黒船3部作に始まり、爽やかに歌い上げるギター、時にラテンぽく、疾走するリズムがひたすら心地よい。開演前、ステージのギターに見入る往年のギター小僧を中心に、盛況のZepp Haneda。フラットな1Fの、割と前のほう下手寄りで9900円。常連ファンにまじり、かけ声あげて踊って、幸せな2時間。

入場前にタオルとポストカード付パンフレットを購入、ワンドリンク600円で缶ビールなどをもらうスタイル。高中は鮮やかなブルーのペリー風サテン衣装で登場。1953年生まれの71歳だけど、似合います。上手・下手で1曲ずつ座っただけで、ガンガン弾く。バックは斉藤ノヴ(per)、岡沢章(b)、宮崎まさひろ(dr)、井上薫(key)、柴田敏孝(key)、コーラスがAMAZONS(大滝裕子・吉川智子・斉藤久美)とシンプル。
ちょこっとボコーダーを使ったり、チープな吹き戻しや飛ぶおもちゃ、光るピックで遊んだり、子供のようにどや顔なのがいちいち可笑しい。舞台前方に出るとタオルであおいでもらっていたし。
短いMCではホテルで朝食を食べていて外国語で話しかけられた、初めて父の故郷に行った上海のコンサートでは、イントロから反応があって嬉しかった、ライブは聴衆との相互作用だと。アンコールでは井上さんがショルダーキーボードで、アマゾンズはおもちゃのギターで前に出て、盛り上がった~

2025年3月にはなんとロサンゼルス公演、その直前の横浜公演のタイトルは「黒船出航」! 加藤和彦、つのだ☆ひろ、高橋幸宏、後藤次利、ゆかりの人物に広げると泉谷しげる、キャロル、坂本龍一、ユーミン、小田和正、財津和夫…と凄すぎるミカ・バンドの歴史を思えば感慨深い。
以下セットリストです。

1、黒船嘉永6年6月2日
2,黒船嘉永6年6月3日
3,黒船嘉永6年6月4日
4,BLUE CURACAO
5,SWEET AGNES
6,OH! TENGO SUERTE
7,TOKYO REGGIE
8,ALONE
9,哀愁のヨーロッパ
10,HOLD ON
11, THE PARTY'S JUST BEGUN
12,SHAKE IT
13,渚・モデラート
14,A FAIR WIND
15,DISCO "B”
16,SAUDADE
17,FINGER DANCIN'
18,TAJ MAHAL
19,THUNDER STORM
20,READY TO FLY
En
21, タイムマシンにおねがい
22, BLUE LAGOON

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暗闇音楽会・笹沼樹チェロコンサート

暗闇音楽会・笹沼樹チェロコンサート Cello in the Dark   2024年12月

視覚障害者の案内で、完全な暗闇を体験する「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」。今回は若手室内楽演奏家を支援するMusic Dialogueが協力し、暗闇でチェロを聴くという希有なイベントだ。竹芝にあるダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」で5000円。安渕聖司アクサ生命社長がバックアップ。

スタッフの先導で7、8人が前の人の肩に手を置き、真っ暗な空間を恐る恐る進んで、手探りで席に着く。気鋭のチェロソリスト、笹沼樹は30分前から待機していたそうだけど、どこに座っているのか、見当もつかない。目からの情報がない分、弦と指の擦れる音などがくっきり。Cassado:Cello Suite、Bach:Cello Suite BWV1007、Casals:El Cant dels Ocells etc.. 帰りはドアを細く開けて目を慣らし、明るいロビーでまた演奏してくれました~ 大山平一郎・Music Dialogue音楽監督も聴衆として登場。温かい雰囲気でした~ 長身の笹沼さん、30歳だそうで、これからの活躍も楽しみです。

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Eddie James LIVE

STAND TOGETHER for Relief vol.8   2024年11月

復興支援定期チャリティーコンサートに、スターEddie JanesとEddie James Ministry Teamが登場。1000人収容という天井がめちゃくちゃ高い礼拝堂に、圧倒的な声が響き渡り、がんがんGospelを畳みかけて感動する。これが教会コンサートというものか。

今回はEddieさんがドラッグ依存などからの立ち直りを支援している、若者のチームを率いての来日。魅力的なシンガー5人、可愛いダンサー4人、バンドが6人という豪華編成でした~ 淀橋教会インマヌエル礼拝堂で自由席、献金タイム有。ルカ伝から善きサマリア人のお話を挟んで、たっぷり2時間。Pray for All Japan主催。

セットリストは不確かだけど、一部メドレーを含めて聴衆も歌って踊って、盛り上がりました。

1,Glory
2,Jesus~Way Maker
3,Name above the Names
4,Freedom
5,He's Alive
6,Jesus Said It
7,Agrus Dei
8,Goodness of God
9,Worthy~Way Maker
10,Hallelujah Chant

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FYURA(エフユラ)ワンマン

FYURA 1st LIVE~The Way 2024  2024年10月

エフユラがついに初ワンマンライブと聞いて、足を運んだ。エイベックス・アーティストアカデミーの育成企画、エフユラプロジェクトから生まれた6人組のガールズグループだ。年甲斐もなく、デビュー前ポップアイドルへの推しムードを味わう。代官山UNITのオールスタンディングで3500円+ドリンク。休憩無しの1時間半。

ファンクな楽曲、ハーモニーとリズム感は高水準。デザインがバラバラの椅子を置き、自分で出し入れする演出はそれぞれの成長も感じさせる。中でも中盤のアコースティックパートでギターも披露したk2に、説得力があった。ラストでは涙ぐんでましたね。
終盤のソロメドレーになると、Yuki、Vivyy、LUNAらはまだ成長途上かな。これまでは最年少14歳のyuzuが、ラップもこなして抜き出ていた印象だったけど、どうやら最近は反抗期!だそうです。最年長21歳のリーダーNiinaは巧いものの、ちょっと狙いすぎかな。全体に貴重な初ライブなのに、高揚感がいまいちだった気がして残念。予定になかったというアンコールは、アカペラで聴かせてくれました~
来年はいよいよデビューとのこと。ガンバレ~ 以下セットリストです。

1,NAKED
2,HANDS UP
3,サヨナラBaby Boo
4,LADY
5,TODOKANAI
6,B.Y.G
7,Thinking About You
8,Beautiful
9,MAGIC DICE~FYURA MEGA MIX
10,My Joy~soul ver.~
11,+1 
12,BE FREE
13,どうすんの?
14,真夜中のパレード
15,The Way
16、NAKED ~do or die~
アンコール:
Beautiful

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久保田利伸コンサート

TOSHINOBU KUBOTA CONCERT TOUR 2024-2025「佐藤さん、いつものでよろしいですか?」  2024年10月

2019年以来5年ぶり、久保田の王道をうたった全国ツアーだ。マニアな選曲でノレないかも?という噂も聞いてたけど、心配無用。いつも通りノリノリのファンクチューンはもちろん、しっとり甘いラヴァーズロックも、久保田のリズムとグルーブが冴えてご機嫌。映像や特効に頼らないだけに、声とバンドの力が際だって、もしかするとこれまでで一番の、上等な一夜だった。NHKホールの1F中段、けっこういい席で1万1000円。休憩無しの2時間。

のっけからオーディエンス全員で踊っちゃって、beautiful peopleはパーティー気分。ミドルテンポでは「まあ、ゆっくり座って」とじっくり聴かせ、大ヒット曲は会場全体で歌う。MCも「佐藤さん、いる?」「はーい」「タマは?」「にゃー」とノリが良い。セットリストを考えていたNYのホテルの騒ぎをDJが再現したり。
高水準のバンドとシンガーは柿崎洋一郎(Key)、Gakushi(Key)、オオニシユウスケ(G)、森多聞(B)、DJ DAISHIZEN(DJ)、白根佳尚(Dr)、YURI(Background Vocal)、ジュニーク・ニコール(Background Vocal)、YUHO(Background Vocal)。
可愛い似顔絵、茶系がお洒落なTシャツなどを購入。来年のデビュー40周年は、深夜のバーでツアーの企画が進んでいるとか。楽しみ~

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以下セットリストです。一部ネットに出ているけれど、これから行かれるかたはネタバレ注意!

 

 

1,TAWAWAヒットパレード
2,Boogie Ride
3,Angel
4,So Beautiful
5,天使と悪魔
6,Green Light~青信号~
7,Wat's The Wonder?
8,LA・LA・LA LOVE SONG
9,the Beat of Life
10,Missing
11,WHAT YOU WON'T DO FOR LOVE
12,Indigo Waltz
13,FUN FUN CHANT
14,LOVE RAIN ~恋の雨~
アンコール:
15,OPENING JAM
16,Oh, What A Night!
17,Always Remain

藤原定家with三人姉妹

藤原定家with三人姉妹  2024年10月

友人の誘いで、矢野誠が女声3人のコーラスをアレンジし、オリジナル曲を聴かせるユニット「藤原定家with三人姉妹」のライブへ。童謡風からジャズまで変化に富んだ演奏だ。スペシャルゲストはなんとブレッド&バター(兄)の岩沢幸矢! MCでは日本ポップス史を彩るレジェンドの名前が次々飛び出してびっくり。聴衆を含め、大人の余裕という感じ。吉祥寺MANDAーLA2で、5000円+ドリンク。休憩含め2時間。

編曲とピアノの矢野さんは桐朋学園出身、南沙織から井上陽水、ユニコーン、サニーデイ・サービスまで、きら星のような作品を手がけているかたで、矢野顕子の元夫。SF味のある「そろそろ日が暮れる」、インストの「波の音」「赤い屋根の別荘」などがお洒落だ。
奥さんのひらたよーこは劇団青年団出身の女優でもあり、平田オリザの元妻ときいて、またびっくり。長身で低音、リズム隊としても大活躍する。谷川俊太郎の詩に曲をつけた「かえる」のぶくぶく音や、「おすもうの歌」が童謡風で可愛い。よーこさんを含む女声コーラスは三人とも個性的で、白神直子は小柄で高音に透明感があり、舞台の歌唱指導やラジオDJも手がける。ベレー帽の葛岡みちは武蔵野音大出身、歌と並んで矢野さんとのキーボードデュオインストも、メリハリが効いて格好良い。
そして休憩後に登場した岩澤はなんと81歳! 矢野さんのプロ初仕事が1970年大阪万博で、そこで歌ったのが兄弟デュオのブレバタだったそうです… さすがミスター湘南、ボーターTシャツで登場し、甘い声で「マリエ」「Juliannne」「空いっぱい」をたっぷりと。近頃注目のシティポップスとして、再評価されているんですねえ。ヨット遊びで財津和夫が8ミリを撮っていて船酔いしたとか、井上陽水、林立夫、後藤次利…とか、さらり語っちゃうおしゃべりが、凄いんだけど全く偉そうでなく、チャーミング。
ドラマチックな「河」で盛り上がり、プロデューサーの寺本さんら聴衆もノリノリ。ラストの「あなたにとどけよう」の明快なメッセージ、そしてアンコール、アフリカンリズムアレンジの「上を向いて歩こう」で爽やかな気持ちになりました。揃いの赤白の布ブローチが可愛い衣装デザインは、小田原市国府津(こうづ)の古谷友子。
以下セットリストです。

1,みちみちみちくさ
2,ガード下のニューオリンズ
3,かえる
4,おすもうの歌
5,そろそろ日が暮れる
6,雪国
7,一面の夕焼け
8,波の音
9,マリエ
10,Julianne
11,空いっぱい
12,河
13,すわっちゃだめだ
14,赤い屋根の別荘
15,あなたにとどけよう
アンコール:
16,上を向いて歩こう
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shining in the melody

咲耶pre. shining in the melody vol.13  2024年8月

尊敬する今角夏織さん出演のライブハウスへ。東新宿の「真昼の月 夜の太陽」で、3組、持ち時間40分ずつの約2時間。前売3500円+ドリンクとフードを頼むスタイル。

シンガーソングライターの咲耶さんが、照明オペレーターを務めるライブハウスで企画。スポット、ミラーボール、ステージ後方からの照明などが、さすが音楽にぴったりだ。しかも立派なグランドピアノがあって、なつおりは「キンモクセイの小路」「ピアノ」など、近頃の天候やシチュエーションにぴったりのセットリストでした~ もちろん名曲「つばさ」やカーペンターズのカバーも。

そしてトリのボランドール劇団が水準高くてトークも面白く、ゴスペル仲間と大盛り上がり! ボランドールは座長ボランドール(歌ひ手・ギタア)とオスカー(ベゑス・語り・脚本) のユニットで、ムーランルージュって言葉が思い浮かぶ派手衣装とアイメーク、マイクの薔薇飾りがインパクト大。オリジナルの「シャンソンロック」の演奏は確かだし、ゲストピアニストのメイコもめちゃ格好いい。いつもはギター、ドラムを加えたバンドスタイルだそうです。クラップなどあまりに聴衆のノリがよく、「十年以上やっているけど、はじめてだわ。大人だわ~」とのことでした。

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昭和歌謡の夕べ

Double Voice 70年代昭和歌謡の夕べ vol.93  2024年7月

知人のお誘いで、ライブハウスの荻窪Rooster。ブルースが本業だけど、昭和歌謡が大人気、特にこの日のユニットは遠方から来るファンもいるとのことで満席だ。ミュージックチャージ4000円+オーダー。休憩を挟んでたっぷり3時間弱。

同じ大阪の春日丘高出身という、杉原徹TE’TSU(ボーカル、ギター)と近藤ナツコ(ボーカル)のベテランふたりに、赤石香喜(キーボード)、北川涼(ギター)、山下欽也(ドラム)、そしてオーナーのぶちかま志郎(ベース)が参加。
なんと「ジェットストリーム」の導入部に始まって、一緒に歌える名曲ばかりで、おおいに盛り上がる。前半は夏特集、なかでも「ムーンライト・サーファー」が嬉しい。一部ボサノバ調やレゲエアレンジがあり、バンドゆかりの中森明菜ファーストシングル「スローモーション」、掛け合い「木綿のハンカチーフ」などで泣かせ、アンコールはジュリーメドレーでノリノリ。
杉原のMCが愉快で、人をくった黄色いハトなど小道具を次々繰り出し、お客さんの誕生日を派手に祝ったり、石原裕次郎についての手紙を読んだり、山下が一句詠んだり。休憩中にはオーナーの見事なマジックまでありました~

杉原は文学座研究所に在籍した経験をもち、ロックバンドのほかラジオパーソナリティー、WONDAモーニングショットのナレーションをしているとのこと。北川は1982年から7年間、中森明菜バンドにいたんですねえ。
オーダーはテネシーウイスキーのジャックダニエルに、フレンチフライなどでひとり1万円弱か。楽しかったです!
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