コンサート

InDelight

In Delight 2017年11月

女性4人のボーカルグループIn Delightのゴスペルライブに参加した。並木通り、ルイヴィトンの向かいにあるパーティースペース、銀座ラウンジゼロで、カクテルや料理を楽しみつつ。当日3500円。
2部構成で、定番ありオリジナルあり。ゴスペルって本当に幅広いなあ。しっとりソロに聴き入った後は、クワイアも加わって一緒に歌ったり踊ったり。聴衆はだいたいゴスペルの弟子なのかな。大いに盛り上がりました~
2016年結成で、メンバーはroots代表の水帆、愛ミチコ、長身の宮原千晶、そして可愛い扇谷志帆(予定日は1月!)。バンドは深沢葉子のピアノ、本間修治のパーカッションでした。

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ソウェト・ゴスペル・クワイア

ソウェト・ゴスペル・クワイア  2017年10月

ヨハネスベルグの旧黒人居住区で、1976年の蜂起で知られるソウェトをベースに、2002年に結成した26人のクワイアの再来日公演に足を運んだ。ゴスペルというより、明るくてダンスが多くて、アフリカのお祭りが引っ越してきたよう。昭和女子大学人見記念講堂、中ほど下手寄りで8000円。休憩を挟み2時間。

開演前にロビーでゴスペルグループがミニライブで盛り上げる。
本編は素朴でノリノリ。ハーモニーはもちろん、一人ひとりが素晴らしい声量で、ソロも、そしてダンスもいける。持って生まれたリズム感としかいいようがない。冒頭のアカペラから、徐々にアフリカンドラムのジャンベなどのパーカッション、電子ピアノが加わって、厚みを増していく構成。
キラキラ原色の衣装も楽しく、アンコールはスタンディングで、Oh happy dayを大合唱しました!

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音楽宅急便「ボレロ」

クロネコファミリーコンサート音楽宅急便  2017年8月

ヤマトホールディングスが32年続けているというファミリー向けのクラシックコンサート。小さな子供が騒いでいるけど、音が鳴り始めると聴きいる感じがさすが生音です。飯森範親しき、東京交響楽団。かつしかシンフォニーヒルズ、豪華なモーツァルトホールの後方上手端。休憩を挟み2時間強。

事前リクエストでトップだったというチャイコフスキー「眠れる森の美女」よりワルツで、美しく幕開け。地元シンフォニーヒルズ少年少女合唱団がステージ後ろに並んで、音楽宅急便委嘱作品の合唱組曲「あめつちのうた」。林望作詞、上田真樹作曲の、空や風をテーマにしたスケールのある歌だ。合唱団は宮本益光が音楽監督を務め、小学校から高校生まで108人で構成しているそうです。
続いてゲストのメキシコ在住マリンバ奏者・古徳景子が、楽器を紹介。「題名のない音楽会」みたい。マリンバの起源、アフリカのバラフォンは、瓢箪で共鳴させるけど音階はない。珍しいメキシカンマリンバは、共鳴管の先に豚の腸をつけていて、メロディーと同時に金属的な音がびりびり響く。民謡「ラス・チャパネカス(陽気に歌えば)」を楽しく。そして通常のマリンバに替えて、モンティ「チャルダッシュ」。バイオリンでよく聴く曲だ。ジプシーぽい哀愁と、ダンス風の速弾きの変化が盛り上がる。アフリカから中米の文化の流れも感じられて面白い!
前半ラストは聴衆の子供たちをステージにあげて、ドレミだけで合奏できる芥川也寸志「ドレミファソラシド!」。格好良くバイオリンを弾く子もいれば、ピアニカをうまく持てなくて立っているだけの子もいて、可愛いぞ。

休憩後は司会の朝岡聡がシルヴァスタインの絵本を朗読しつつ、三宅一徳作曲の「おおきな木」。仲良しの子供に尽くすリンゴの木の哀愁は、なんだか大人っぽい話だなあ。
ラストはお待ちかねラヴェル「ボレロ」。トロンボーンがちょっと辛そうだったけど、全体に安定していて素晴らしい迫力でした! 再び合唱団が登壇し、会場とともにボレロのアレンジで「故郷」を歌う。
アンコールはニューイヤーコンサート風に、ヨハン・シュトラウス1世「ラデツキー行進曲」。思い切り手拍子して終わりました~ ロビーでは募金活動も。いいコンサートです。

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ゴスペラーズ

ゴスペラーズ坂ツアー2017”Soul Renaissance”  2017年7月

2009年以来のゴスペラーズ。楽しかった! 約5000席が満員の、東京国際フォーラム・ホールA。女性多め、年齢層は幅広い。まさかの2階最後列だったけど、最後列まで熱心なファンがいて、しかもアカペラファンゆえか、演奏がちゃんと終わってから拍手するなど、とても雰囲気がいい。ゴスペラーズの人柄、巧さと合わせて楽しめる。6500円で約3時間。

舞台後方の額縁から、格好つけてメンバーが登場。中央奥に階段、左右のバンド前にロココ調の椅子を置いたぐらいで、セットはシンプルだ。照明、お約束のミラーボールなどが綺麗。
北山陽一の療養を挟み、2年半ぶりにリリースしたアルバム「Soul Renaissance」を中心に、楽曲をしっかり聴かせる。バンマス本間将人がキーボードにサックスをこなし、ドラム、ベース、ギター、キーボードにマニュピュレーターという構成。
「永遠に」「ひとり」「星屑の街」などの定番バラード、安定のアカペラが泣かせる。中盤で酒井雄二が見慣れないエフェクター「ルーパー」を実演するくだりがとっても楽しい。ヒューマンビートボックスなど5人の声を録音し、自在に重ねたり省いたりして演奏する。見事です。

バンド紹介で「宝くじで10億あたったら何を」と質問し、メンバーもカレーが美味しいライブハウスを開くとか、ジェット機に投資するとか回答。ラストに着替え無しで、さっとアンコールに出てきて挨拶したとき、「10億あったら遊んで暮らせるけど、仕事できることが幸せ」とのコメントがジンとさせました。なんて、まっとうな人たちでしょ。

ロビーには拡散用の撮影スポットも。お花も久保田利伸とか義父・さだまさしとか、たくさんでした~

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以下セットリストで

す。

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TETSU NORIOKA TRIO

JAZZ PIANO IN SUMMER2017~TETSU NORIOKA TRIO  2017年7月

ピアニスト則岡徹が率いるジャズトリオのコンサート。親しみやすく温かで、人柄=音楽性と思わせる。端正なめぐろパーシモンホール小ホール、自由席で2900円。下手寄り、前から3列目で。休憩を挟み、アンコールもあって2時間ほど。

ベース西川てるまさ、ドラム川島佑介という構成。ヴィブラフォンの渡辺雅美を中心にしたバンドでも、一緒に活動しているメンバーだそうです。
楽曲は則岡作曲のオリジナルを軸に、往年のポップス、ロックのジャズアレンジや、ジャズの名曲、さらにはクリスチャンならではの讃美歌メドレー、夏らしい沖縄風メドレーと幅広い。
日本独自の訳詞で知られるフォーク「Green Green」、そしてオリジナル「My Father,My Hero」と続く父子シリーズが泣けました。イケメンの息子さんもいらしてたし。途中、聴衆からのリクエストにこたえて「Take the 'A' Train」も。このへんがジャズライブらしい。

終演後のロビーは、音楽仲間や教え子さんで賑わっていい雰囲気。この日発売のソロアルバム「Trust」にサインを頂きました! 以下セットリストです。

第一部
Tanabatasama
Raindrops Keep Falling On My Head
Waltz For Debby
Englishman In New York
Hymn Medley
Green Surf
What A Wonderful World

第二部
Trust
Okinawa Medley
Green Green
My Father,My Hero
Take Five
Green In Blue

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久保田利伸THE HOUSE PARTY!

久保田利伸「3周まわって素でLive!~THE HOUSE PARTY!~」  2017年6月

デビュー30周年記念で、演出を排した「素」の久保田ワールドを楽しめる、親密かつ、なんとも贅沢なライブハウスツアー。ゆったりと椅子を入れ、年齢層が高めの東京・チームスマイル・豊洲PIT。ハウスパーティーの気分で、思い思いに楽しんで、とのメッセージが素晴らしい。やや後方、中央あたりで1万3000円。2時間半。

全編ファンキーで、ご機嫌なのはいつも通り。しかも自由な感じがパワーアップ! 「出だしはコーラスとベースでリズムを刻んで…」等々、即興で進めていく。バンド、コーラス陣を含めた水準の高さを実感します。なかでも、武部聡志さん還暦イベントから続いて「Another Star」が泣けた~

セットは背景のロゴぐらい、ライティングもミラーボールなど最小限。MCは男子プロバスケ・BリーグのトーナメントCUP戦に、中継ゲストで参加したことなど。ロビーでは協賛ニッポンハムの懐かしCMも。盛り上がりました!

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EARTH,WIND&FIRE Japan Tour 2017

EARTH,WIND&FIRE Japan Tour 2017     2017・5

行ってきました、往年のディスコヒット満載のファンクライブ! 日本武道館スタンド南(正面)のいい席で12000円。
ビールをひっかけ、まずサポートゲストのLittle Glee Monsterが30分強。完全アウェーだし、4月に5人体制になったばかりだけど、アカペラメドレーを含めて堂々たるもの。そして若干のインターバルを挟み本編100分。

中年ファンが目立つのに、アリーナはしょっぱなから総立ち。オリジナルメンバーの3人、フィリップ・ベイリー(vo/perc)、ヴァーディン・ホワイト(b)、ラルフ・ジョンソン(vo/perc)が登場すると、大盛り上がりだ。「ブギー・ワンダーランド」「シング・ア・ソング」「シャイニンスター」などの連発で、超ご機嫌。
次々交代するヴォーカルとホーン、のりのりダンスで押しまくる。フィリップ・ベイリーはアフリカ楽器のカリンバ演奏、そしてコンサート中盤には「アフター・ザ・ラヴ・ハズ・ゴーン」「リーズンズ」などのバラードで、見事なファルセットを披露。格好いいです。オリジナル3人は1951年生まれというからびっくりだ。
演出はステージ後方のサイケな画像と、ミラーボール風の照明ぐらい。スマホでの映像・動画撮影はフリー(拡散歓迎)なので、2016年2月に亡くなった創設者モーリス・ホワイトの映像が映し出されると、一斉にカメラが向けられ、アリーナ一面星空のよう。
大詰めはまるっきり孫みたいなリトグリも参加した「セプテンバー」、さらに王道「レッツ・グルーヴ」「宇宙のファンタジー」で弾けまくって終了。アンコールは無しでした。
小柄なヴォーカルメンバーの動きが久保田利伸そっくりで、いろんなトップアーティストが影響を受けてるんだろうなあ、と実感。

フィリップ・ベイリー (vo/percussion)
ラルフ・ジョンソン (vo/percussion)
ヴァーディン・ホワイト (b)
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フィリップ・D・ベイリー Jr. (vo)
B・デヴィッド・ウィットワース (vo/percussion)
モーリス・オコナー (vo/g)
ジョン・パリス (vo/ds)
サージ・ディミトリジェヴィク (g)
マイロン・マッキンリー (musical director/key)
ロバート・バーンズ Jr. (tp)
ゲイリー・バイアス (sax)
レジー・ヤング (tb)

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以下セットリストです。

1.Intro
2.Boogie Wonderland
1978、全米6位)
3.Jupiter
4.Yearnin' Learnin'

5.Sing a Song
19755位)
6.Shining Star
1975、バンド初の1位)
7.On Your Face
8.Saturday Nite

9.Serpentine Fire
10.Kalimba Story

11.Evil
12.Can’t Hide Love

13.Love’s Holiday
14.Keep Your Head to the sky

15.Devotion
16.That's The Way Of The World

17.After the Love Has Gone
19792位)
18.Reasons
1975
19.Got To Get You Into My Life
20.September
19788位)
21.Let's Groove
19813位)
22.Fantasy1977
23.In The Stone

松任谷由実 宇宙図書館2016-2017

三菱UFJニコスプレゼンツ 松任谷由実コンサートツアー宇宙図書館2016-2017  2017年4月

38枚目の最新アルバム「宇宙図書館」のツアーで大感激! 東京国際フォーラムホールA。当日入場時に座席がわかる方式だったけど、購入者限定先行抽選予約のおかげか、まさかの1F7列目。ユーミンが目の前で歌っちゃう贅沢さで、テンション上がりっぱなし。
お洒落で切ない構成は、まさに不思議図書館。本を開くたび、忘れていた感覚が甦るような、ストーリー性の強いショーでした~ 休憩無しの約2時間。以下ネタバレを含みます。

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武部聡志ORIGINAL AWARD SHOW~Happy60~

武部聡志ORIGINAL AWARD SHOW~Happy60~   2017年2月

作・編曲家、プロデューサー武部聡志の還暦を祝うイベントに足を運んでみた。なんと83年から公演の音楽監督を務める松任谷由実や、久保田利伸をはじめとして、超豪華メンバーが次々に名曲を歌ってとっても贅沢! 温かいお祝いムードも気持ちが良かった。
総合演出は松任谷正隆。幅広い年齢層が集まった東京国際フォーラム、ホールAの2F、上手寄りで1万3000円。2Fでものっけからスタンディングオベーションが多くて驚く。休憩無しのたっぷり3時間半。

舞台前の丸テーブルに出演者が座り、恵俊彰が司会する音楽祭形式。2巨頭のほかにも超巧い平井堅、グルーブがあるスガシカオ、演技力抜群の斉藤由貴(編曲家としての出世作が85年の「卒業」)や一青窈(2000年代にプロデュース)、いつもながら楽しそうなゴスペラーズ、伸び伸びmiwaらが、武部さんゆかりの曲を披露した。デビューから面倒をみてきた才能あるアーティストが、たくさんいるんですねえ。さらにプレゼンター(出演者の紹介役)としてユーモアたっぷりの小山薫堂などなども登場。
武部さんがミュージシャンを目指した原点だというスティービー・ワンダーのメドレーは1976年「キー・オブ・ライフ」からで、私自身さんざん聴いたアルバムだけに大感激。特に久保田利伸の「AnotherStar」が格好いい! そしてプロへの道を開いた恩人だというムッシュかまやつの、従妹・森山良子が届けた「ぐるぐる」だらけの不思議な手紙を読んでから、ムッシュメドレーへ。本編はバンマス武部、ボーカルがスガシカオのkokuaが締めました。
幅広い活躍の背景にはスタイリッシュなブラックミュージックの感覚と、3歳からクラシックピアノを弾き、音大に通った確かな職人的技術があるんだなあ、と納得。

アンコールもたっぷりで、武部さんのピアノを囲んで出演陣がノンストップで歌い継ぐ。久保田利伸が大サービスの「Missing」、オオトリのユーミンは2013年40周年コンサートでも、ふたりによるアンコールだった「卒業写真」という、問答無用の惜しみない選曲。内容が濃くて素晴らしかったです~

と、大満足してたら、なんとコンサート2日後に、ムッシュの訃報が届いてしまい、しんみりしました… 「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」、格好良かったなあ。

橋の下のアルカディア

中島みゆき夜会Vol19「橋の下のアルカディア」  2016年11月

初中島みゆきは、全46曲で物語を綴る「夜会」シリーズで、2年ぶりの再演版だ。弱い存在が踏みつけられたところから始まる、圧倒的な救済を、「万病に効く」みゆき節で。カタルシスだなあ。セットや動きを作り込んでるけど、台詞はほとんどなく、3人がたて続けに手持ちマイクで歌っていく。不思議な仕立てだけど、芯はあくまでコンサートの印象だ。かなり年齢層が高いTBS赤坂ACTシアター、中央あたりで2万円。休憩を挟み2時間半。

第1幕は、閉鎖が決まってシャッター街となった古い地下道。水晶玉を操る占い師(中島みゆき)とコケティッシュなバーの代理ママ(中村中)、元・模型屋の息子の警備員(石田匠)が、時代に取り残されたなりに楽しく暮らしている。そこに天明期、橋を守るため犠牲となった妻(中島)と、後を追う夫(石田)、置き去りになった猫(中村)という3人の前世が重なる。
そして第2幕は再び現代。放水路に転じた地下道を豪雨が襲う。爆音のような雷。象徴するのは繰り返す天災か、個人を押し流していく社会や時代か。水が押し寄せ、あわやと思われたとき、戦時下に逃亡兵を匿った防空壕の記憶が忽然と立ち上がる…

前半は昭和演歌ドラマ風で、ちょっとまったりしてるけど、後半「二隻の舟」あたりから「呑んだくれのラブレター」「いらない町」とどんどん盛り上がり、「国捨て」「India Goose」は怒涛の展開。中村と石田の、揺れの少ない声が中島節に合って力強い。音楽プロデューサーは瀬尾一三。特に中村は、「恋なんていつでもできる」などダンスも達者にこなし、前世は猫というコケティッシュな設定がよく似合う。
地下道のセットは中央に階段があり、背景に宿命的な橋梁が浮かび上がる。かつて石田の父が、たぶんバーの先代ママに宛てたラブレターを紙飛行機にして飛ばす追憶シーンあたりから、ぐっとスケールが大きくなり、頭にケガをした石田の包帯などで特攻のイメージを表現。ラストは広い舞台を存分に使ってダイナミックだ。美術は「逆鱗」などのベテラン堀尾幸男。
シャンソンみたいに、歌自体に演劇性がある中島ならではのパフォーマンスなのだろう。聴衆は舞台に集中していて意外に大人しく、
カーテンコールでようやくちょこっとMCがありました。

ロビーでパンフレット、ロゴ入りカステラなどを販売。川底をイメージしたというスパークリングワインのカクテルも。

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