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フランス放送フィル「牧神の午後への前奏曲」「ラフマニノフピアノ協奏曲第3番」「ここは素晴らしい場所」「海」「ラ・ヴァルス」「ニムロッド」

ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン指揮 フランス放送フィル管弦楽団  2026年5月

しばらくクラシックコンサートではピアノを聴いてみようかと思い立ち、超人気の藤田真央へ。ラジオ・フランス所属オケの来日公演で、今年から首席指揮者に就任するヤープ・ヴァン・ズヴェーデン指揮。オケはパワフルで豪華、藤田真央はラフマニノフの超絶技巧も余裕たっぷり。ちょっと押され気味で、ソロの自己主張よりもオケとの対話、一体感を楽しむよう。
休憩1回で2時間。いっぱいのサントリーホール大ホール前のほう、やや上手寄りの良い席で2万6000円。KAJIMOTO主催、サントリーホール開館40年記念参加公演。

オケは1曲目からフルートやオーボエが濃密だ。下手でふたりが鳴らすアンティーク・シンバルの幻想的なこと。ヴァン・ズヴェーデンがエネルギッシュにタクトを振る。続く藤田真央はラフマニノフを繊細に。第1楽章の長大なカデンツァで技巧が冴えわたり、終盤にかけてはロマンティック。アンコールはしっとりと。
休憩後はオケが全力でエネルギーを発揮。「海」のダイナミックさに、有名な初版スコアの「神奈川沖浪裏」を思い浮かべ、ラヴェルの変化に富んだワルツでは、かなりアグレッシブで引きずりこまれるよう。分厚いチェロ、2台のハープの輝き。アンコールは「威風堂々」のエルガーが親しい友人たちの横顔を描いた変奏曲から、弦をエレガントに。

マエストロは
1960年アムステルダム生まれ、19歳でロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の史上最年少コンマスとなり、ニューヨーク・フィル音楽監督などを歴任。オケへの要求が厳しいことで知られるとか。韓国出身の女性コンマス、パク・ジュンがひときわ情熱的で目立つ。プログラムに何人かの首席のインタビューが載っているのは珍しいかも。演奏が終わったとたん
メンバー同士よくおしゃべりしたり、パートごとに記念撮影したり、いい雰囲気だった。来日前の中国、台湾公演はカントロフとだったんですねえ。
以下セットリストです。

ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 op.30(ピアノ:藤田真央)
<藤田真央(Pf)のアンコール>
ラフマニノフ(藤田真央編):ここは素晴らしい場所 op.21-7

ドビュッシー:交響詩「海」
ラヴェル:ラ・ヴァルス
<オーケストラのアンコール>
エルガー:エニグマ変奏曲から「ニムロッド」
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