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チェーホフを待ちながら 

まつもと市民芸術館プロデュース チェーホフを待ちながら  2025年11月 

MONO代表の土田英生がアントン・チェーホフの「ヴォードビル」と呼ばれる一幕劇4作を潤色し演出。随所に代表作の「かもめ」「三人姉妹」「桜の園」のモチーフを散りばめていて楽しい。KAAT神奈川芸術劇場大スタジオの中央いい席で6000円。休憩無しの1時間半。

がらくたが雑然と並ぶ一角で、男女が待っているところに現われたゴドー。でも待っていたのはチェーホフなんだけど…。オムニバスの「熊」「煙草の害について」「結婚申込」「余儀なく悲劇役者」は、いずれもすれ違う会話が何とも言えないおかしみを生む。死んでいる人は自分が死んでいることを知らない、人ってそうだよね。ナンセンスで微笑ましく、どこか希望がある。
出演陣がみな達者。けが休演のみのすけに代わって土田が登板し、猫のホテル・千葉雅子とのコンビは4月に岩松了さんら演出家の演劇ユニット「チーム徒花」で観て以来。演技もこなす劇作家の芝居って面白いなあ。中でも延々演説をぶつ、飛び道具・山内圭哉が爆笑。ほかにMONOの金替康博、ナイロン100℃の新谷真弓、シアターランポン主宰の武居卓。

客席にはケラリーノ・サンドロヴィッチ、緒川たまき夫妻も。 

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