マケラ指揮「ブラームスピアノ協奏曲第1番」「バルトーク管弦楽のための協奏曲」
富士通スーパーコンサート クラウス・マケラ指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 2025年11月
凄いものを聴いてしまった。評判は耳にしていたけれどこれほどとは。新星クラウス・マケラ29歳が、2027年に首席指揮者に就任予定の名門ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(アムステルダム、1888年創立)を相手に、実に楽しそうにソリストそれぞれの音を際立たせる。その前にはピアノのアレクサンドル・カントロフ28歳が変化に富むソロを披露して、圧巻!これだからリアルのコンサートはたまりません。サントリーホール大ホールの中ほどやや上手寄りで3万8000円。休憩を挟んで2時間。カジモト招聘。
まずブラームス「ピアノ協奏曲第1番ニ短調op.15」。カントロフがオケと調和しながら、弱音をひときわ繊細でくっきりと。だからこそ盛り上がりの大編成のオケを圧する激しさ、迫力がずしんと響く。合間に椅子に手をついている姿がアンニュイなのも面白い。フランス出身。2024年パリ五輪の開会式で、大雨の中でラベル「水の戯れ」を弾いた人だったんですねえ。
ソリストのアンコールは名曲リスト編曲のワーグナー「イゾルデの愛の死」。もっていかれた~
そして休憩の後はバルトーク「管弦楽のための協奏曲」。にこやかで躍動感あるマケラの先導で、特に管楽器それぞれがもれなく美しく、色とりどり。鮮やかで見事な洗練。
アンコールはJ.シュトラウスⅡ「ハンガリー万歳!」で大盛り上がり。マケラは2027年、シカゴ交響楽団音楽監督に就任予定なんだなあ。楽しみ~
客席ではなんとすぐ前にオペラの師匠が。こういう偶然も楽しいものです。

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