エリーナ・ガランチャ・リサイタル
エリーナ・ガランチャ メゾソプラノ・リサイタル2025
2022年に続き、ラトビア出身のメゾ、ガランチャの来日リサイタルに足を運んだ。スケールが大きい歌唱と舞台映え、特にカルメンでの自在な表現力を堪能する。夫君でラトビア国立交響楽団芸術監督・カレル・マーク・チチョン指揮、新日本フィルハーモニー交響楽団。サントリーホール大ホール、中央あたりで2万8000円。休憩を挟んで2時間。テイト・コーポレーション企画招聘。
前半のオケは馴染みのない曲も多かったけれど、定番「サムソンとデリラ」で徐々に高揚。後半はブルーのドレスから鮮やかな赤と黒に着替え、カルメン気分がぐっと盛り上がる。貴重なハバネラの初稿版に続き、色っぽさから悲劇までハイライトを悠々と。ステージを歩き回ったり、オーケストラの演奏中は下手寄りの椅子にいたり、演技も存分に披露してました。
ロビーではクラシック好きな知人たちに遭遇。
以下セットリストです。
グリンカ「ルスランとリュドミラ」序曲(オーケストラ)
チャイコフスキー「オルレアンの少女」より「さようなら、故郷の丘」
マスネ「タイース」より瞑想曲(オーケストラ)
サン=サーンス「サムソンとデリラ」より「あなたの声で心は開く」
同「バッカナール」(オーケストラ)
グノー「サバの女王」より「身分がなくても偉大な方」
スペインの3つのパソドブレ(オーケストラ)
~マルキーナ・ナロ「エスパーニャ・カーニ」、サンティアゴ・ロペ「ジローナ」、マヌエル・ペネーリャ「山猫」よりパソドプレ
ビゼー「カルメン」ハイライト
~ハバネラ初稿版
前奏曲(オーケストラ)
ハバネラ「恋とはいうことを聞かない鳥」
第3幕への序奏(オーケストラ)
セギディーリャ「セビーリャの城砦の近くに」
第4幕への間奏曲(オーケストラ)
カルタの歌「無駄ね、不吉な答えを避けようと」
第2幕への間奏曲(オーケストラ)
ボヘミアの歌「響きも鋭く」
アンコール:
ルぺルト・チャピ サルスエラ「セベデオの娘たち」より「カルセレラス」
アウグスティン・ララ「グラナダ」(チチョン アレンジ)
フランチェスコ・パオロ・トスティ&サルヴァトーレ・ディ・ジャコモ「マレキアーレ」
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