« shining in the melody | トップページ | バサラオ »

JNOベートーヴェン「コリオラン」「交響曲第2番」「ピアノ協奏曲第5番」「ピアノ協奏曲第4番より第2楽章」

反田恭平 Japan National Orchestra 2024夏ツアー 2024年9月

ピアニスト反田恭平がプロデュースする楽しみなコンサート。若いソリスト集団がきびきびとして、客席も応援ムードで気持ちが良い。ステージ後方までよく入ったサントリーホール大ホール、前のほう上手寄りで8000円。休憩を挟み2時間。

プログラムはオールベートーヴェン。反田くん指揮で、まず序曲「コリオラン」作品62。30代半ばのベートーヴェンが、人気の悲劇に刺激を受けて作曲し、原作者に献呈したとか。ハ短調で重苦しく、ラストの繊細なピチカートが格好良い。
続いて交響曲第2番ニ長調作品36。弦楽器の膨らみから、木管の変化、第3楽章の力強いスケルツォを経て、複雑なリズムの終章へと、変化に富む。

休憩後はセンターにピアノをすえて、ピアノ協奏曲第五番変ホ長調「皇帝」作品73。反田くんの弾き振りは、華やかな技巧を披露しつつ、時折立ち上がりピアノに乗り出すように指揮していて、大忙しだ。フランス革命に騒然とするウィーンの地下室で、独奏とオケがアンサンブルする形式を生み出し、ロマン派以降の協奏曲につながったという。そんな合奏が盛り上がる第1楽章、穏やかな第2楽章、続いて第3楽章はピアノとオケがやりとりしながら、力強く加速していく。大拍手。
アンコールはピアノ協奏曲第4番ト長調作品58より、第2楽章Andante con motoでした~

Dsc_2973 Dsc_2979 Dsc_2986 Dsc_2987 Dsc_2992

 

« shining in the melody | トップページ | バサラオ »

クラシックコンサート」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« shining in the melody | トップページ | バサラオ »