クイーン+アダム・ランバート
QUEEN+ADAM LAMBERT THE RHAPSODY TOUR 2024年2月
ブライアン・メイの心臓手術やパンデミックを乗り越え、ツアー最終公演の日本ドーム・ツアーに参戦。次々畳みかけるキャッチーなナンバー、わき上がる大合唱。バンドも聴衆も、東京ドームいっぱいのスケールで「ご機嫌」が満ちるって凄いこと。頑張ってゲットしたアリーナの下手、割と前のC5ブロック3列で、歌い踊りました~ 2万5000円、たっぷり2時間強。
ブライアン76歳、ロジャー74歳(1981年モントリオールでのティンパニソロ映像との競演も!)とは思えない演奏に、2020年と比べて格段に自信に満ちた、アダムの突き抜けるボーカルがステージを牽引する。個人的には今回、A Kind of Magicがご機嫌だった。
加えてお馴染みのキラキラ宮殿セットにとどまらず、文明批評も込められた演出と選曲が、止らない進化を感じさせる。導入とラストのロボット「フランク」の巨大映像とRadio Ga Gaは、AI時代の人間性喪失を思わせ、中盤の宇宙空間に浮かぶギターソロ「さくらさくら」「新世界より(遠き山に日は落ちて)」から、ライブでは1986年以来というIs This the World We Created…?では、ひび割れた地球で温暖化の危機を明示。問題意識がクリアだからこそ、その克服を信じるような、ラストのWe Are the Championsが力強く響く。
もちろんBicycle Raceのド派手バイクからI Was Born To Love Youの高揚感や、12弦アコースティックギターの音色に、お約束のフレディの映像が切ないLove of My Lifeから、アダムも歌うTEO TORIATTE、ブライアンの漢字「和」「一期一会」Tシャツと、日本愛も忘れません。ファンが掲げるメンバーの似顔絵を、アダムが紹介しちゃう一幕も。
クイーンファンの友人との反省会も大盛り上がりでした~ 以下セットリストです。
1. Machines (Or 'Back to Humans') / Radio Ga Ga
2. Hammer to Fall
3. Fat Bottomed Girls
4. Another One Bites the Dust
5. I'm in Love With My Car
6. Bicycle Race
7. I was Born to Love You
8. I Want It All
9. Love of My Life
10. TEO TORIATTE (Let Us Cling Together)
11. Drum Solo
12. Under Pressure
13. Tie Your Mother Down
14. Crazy Little Thing Called Love
15. You Take My Breath Away~Who Wants to Live Forever
16. Guitar Solo
17. Is This the World We Created…?
18. A Kind of Magic
19. Don't Stop Me Now
20. Somebody to Love
21. The Show Must Go On
22. Bohemian Rhapsody
アンコール:
23.Ay-Oh
24. We Will Rock You
25. Machines (Or 'Back to Humans') / Radio Ga Ga
26. We Are the Champions
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