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JNO東大寺奉納公演

東大寺開山良弁僧正1250年 御遠忌慶讃 東大寺奉納公演 2023年10月

奈良を拠点に、反田恭平が率いるJapan National Orchestora(株式会社!)が、自ら主催する公演。なんと東大寺大仏殿の前庭の野外特設会場で。雨天決行のところ、あいにくの土砂降りとなってしまい、2000人近い熱心な観客が、入口で記念品と共に配られたポンチョに身を包んで、滝行のように聴くというシチュエーション。野外用の貸し出し楽器を使ったとのこと。それでも雨音と同時に鐘の音が聞こえたりして、世界で活躍する若い音楽家たちのエネルギーと、雄大な古都の歴史を思う貴重な時間。2万円。

まずショパン「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ作品22」の協奏曲バージョン。反田氏の祈りのようなピアノソロから、ホルンのファンファーレで、民族舞曲ポロネーズに至る展開がダイナミック。ロシア支配下のポーランドを思う曲だものなあ。オーボエの荒木奏美らが活躍。奉納ということで、大仏に向けてピアノを配置していた。
休憩を挟んで後半は、ブラームス「交響曲第1番ハ短調 作品68」。ブラームスが偉大なベートーヴェンを意識したか、完成に20年をかけたという最初の交響曲。ホルン、テューバ、ファゴットが多めの編成で、短調から長調に至る雄大な演奏。岡本誠司は果敢にコンマスソロ。

開演前には二月堂まで足を運び、文楽でお馴染み、初代別当の伝説で知られる良弁杉も観ました~

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