« ボリス・ゴドゥノフ | トップページ | しびれ雲 »

管理人

管理人/THE CARETAKER 2022年11月

ノーベル文学賞の鬼才ハロルド・ピンターの1960年初演作を、小川絵梨子演出で。転がり込んできた男、イッセー尾形が兄弟をかき回す。日常を侵食する何か正体不明のものの怖さをひりひりと。これが「ピンタレスク」なのか。小田島創志訳。紀伊國屋ホールのやや後方、下手寄りで9300円。休憩無しの1時間半強。

ロンドンの廃墟のような一室(美術は小倉奈穂)。きちんとした身なりのアストン(入野自由)が帰ってくると、宿無し老人デーヴィス(尾形)が着いてきて居座っちゃう。翌朝、実は部屋に住んでいた弟ミック(木村達成)が、壮大なリフォームの夢を語り始める… 

実はどちらも常軌を逸している兄弟、卑屈なようでしたたかに2人を天秤に掛ける老人とが、噛み合わない会話を繰り広げる。曲者・尾形に、切ない入野(千と千尋のハク!)、目力のある木村がなかなか達者に渡り合ってた。
ロビーでは芝居好きの知人夫妻に遭遇しました~

Img_6269_20221231191001 Img_6273 Img_6281_20221231191001

 

 

 

« ボリス・ゴドゥノフ | トップページ | しびれ雲 »

演劇」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« ボリス・ゴドゥノフ | トップページ | しびれ雲 »