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ケダモノ

赤堀雅秋プロデュース「ケダモノ」  2022年5月

作・演出赤堀雅秋で、手練れキャストが集結。場末で格好悪く呑むとか、お馴染み赤堀ワールドだけど、今回は稚拙な欲に振り回されてるさまに、世界を覆う苛立ちが色濃く投影された感じ。破滅に突き進んじゃうおっさん達の無意味なエネルギーに、門脇麦が凜と対峙して新鮮だ。本多劇場、かなり前の方で7800円。休憩無しの2時間弱。

蒸し暑い田舎町。リサイクルショップ経営の手島(大森南朋)と店員(荒川良々、清水優)は、中年女性(あめくみちこ)の断捨離を請け負って、怪しい大金を見つけちゃう。そこに手島と妙な投資をしている映画プロデューサー・マルセル小林(田中哲司)、戸籍を求めるキャバ嬢(門脇)、鹿の駆除に来ているハンター(赤堀)がからんで…

いつもながらクズな人物たちが、いちいちはまり役でリアルだ。ゴダールや六本木を語る田中の虚しさ、カレーをばくばく食べちゃう荒川の空怖ろしさ、あめくの深い孤独。コミュニケーションが下手な清水の切なさも、期待以上。
セットは雑然としたショップ、あめくの自宅、キャバクラなどを暗転でつないでいく力技でした。美術は土岐研一。

下北のガード下が、再開発でお洒落になってました~

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