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ライフ・イン・ザ・シアター

ライフ・イン・ザ・シアター  2022年3月

映画「アンタッチャブル」の脚本などで知られるデヴィッド・マメットの、1977年初演作を小田島恒志訳、千葉哲也演出で。バックステージでのベテラン、新進2人の男優の会話だけで、時の移ろいを繊細に描く。製作はエイベックス・エンタテインメント。新国立劇場小劇場の前のほうで8500円。休憩無しの1時間半。

特別な事件が起きるわけではない。衰えゆく者ロバート(勝村政信)と、どんどん自信を増す者ジョン(高杉真宙)という立場の変化を、笑いを散りばめながらも淡々と見せていく。ロバートの失敗が増え、それにつれてジョンの態度がぞんざいになっていくあたりは、みていて辛くなる。
けれど底流にはいつも、舞台に立つことの緊張と喜び、それを共有している者だけの同志感が流れていて、すがすがしい。明日もまた、楽屋で会いましょう、と。

前方に楽屋があり、後方に向かってステージが開けている(美術は奥村泰彦、久保田悠人)。全二十六場、シェイクスピアとか戦争ものとか医療ものとか、いかにもな上演シーンをどんどん着替えして、たたみかけていく。出番直前にチャックが壊れたりとか、舞台俳優あるあるみたいな感じ。
勝村が余裕で、ニヤニヤじゃれるのは、どこまでアドリブなのか。堤真一や藤原竜也が演じてきたというジョン役の、「てにまある」「カリギュラ」の高杉は健闘だけど、もうちょっと陰影がほしいかな。

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