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落語「普段の袴」「ちりとてちん」「不動坊」「疝気の虫」「品川心中」

三遊亭円楽プロデュース 江戸東京落語まつり2022  2022年3月

主宰の六代目三遊亭円楽が1月に脳梗塞で倒れ、まさかのリハビリ中。東西の人気落語家52人が集結する一大イベント、5日間の4日目に足を運んだ。この日は3会場あるうちの大手町サンケイプラザ4Fの中ほどで、「落語協会のホール落語その2」と銘うった、実力個性満点の5人を堪能しました~ 贅沢過ぎる古典がたっぷり! 中入りを挟んでたっぷり3時間弱。

前座無しでいきなり、春風亭一之輔が登場です。高~い高座に上ると、最初にあがるなんて最近ない、楽屋ひとつだし、この会場で落語は初だって、そうでしょ平らで向いてないもの、と笑わせる。初めて入ったけど、確かにどう見ても宴会場でしたね。上野のababはアブアブ、オイオイは何かときいたら丸井だった、などと会場を十分に温めてから、以前youtubeでも聴いた「普段の袴」。ドジな物真似男が愛らしい。祝儀不祝儀の衝突シーンに爆笑。
続いて大御所・柳家さん喬。今日のメンバー、みな寄席に出てますからね、わたし落語協会常任理事です、などと宣伝して「ちりとてちん」。さん喬さんで聴くのは2回目だ。台湾名物を酒で無理矢理呑み込む、半可通の竹さんの苦悶の表情が可笑しすぎ。エグい噺が上品に聴けるのは、この人ならではですね。
がらりと元気になって林家たい平。笑点メンバーが円陣を組んで、昇太がこれからも番組のために骨を折って下さい!と言ったら、木久扇さんが本当に骨折、などと笑わせて「不動坊」。前に小太郎で聴いたけど、やっぱり安定感がある。風呂屋での色っぽさ、あんころ餅の馬鹿馬鹿しさ。

仲入後は大好きな柳家権太楼。ゆっくり上って、75歳で補聴器を買いに行った、先輩に免許返上を止められた、帰りに無免許で捕まったから、豪華客船で落語は難しい、学校寄席も喬太郎はいいけど(物真似!)こっちは古典だからシラケる、よく悋気は女の慎むところ、疝気は男の苦しむところと言いますが、よく言わねえよ!だからね、と振って「疝気の虫」。10年以上前に志らくで聴いた噺だけど、なぜか印象になくて新鮮。妙に丁寧な虫の物言いから、チントトサン、パッパッパ、11月23日の駄洒落などなど、もう爆笑。蕎麦の臭いによじ登るくだり、三味線が囃し立ててヘロヘロに。愛らしい!
そしてトリは再三いじられてた柳家喬太郎。感染第六波ならエノケンでしょ、などとお馴染み人を食った感じのマクラから、古典で「品川心中」上を滑らかに。権太楼さんに刺激されたかな? 遊郭の人間模様は割にさらさら、裏がすぐ海で波音が聞こえてという江戸情緒がいい。いやー、たっぷりでした。

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