« さまよえるオランダ人 | トップページ | 冒険者たち »

Singin’ in the Rain 雨に唄えば

Singin’ in the Rain 雨に唄えば 2022年2月

1952年ジーン・ケリーの名作映画を、忠実にミュージカル化したロンドン版。3回目の来日だ。1月の中止をへて、なんとか開幕。14トンという土砂降りの雨と、アダム・クーパーによる有名過ぎるタップはもちろん、バックステージものとしても痛快で、文句なしにニコニコしちゃう。
幅広い観客が集まった東急シアターオーブ、前のほう下手寄りで1万5000円。休憩を挟んで3時間半が、ちっとも長くない。作詞作曲は映画版のアーサー・フリード、ナシオ・ハーブ・ブラウン、演出はジョナサン・チャーチ。

1920年代、ドン(クーパー)とリナ(貫禄のジェニー・ゲイナー)は無声映画のスターカップルと思われてるけど、ドンにその気はなく、駆け出し女優のキャシー(シャーロット・グーチが可愛い)と恋に落ちる。トーキー初期、悪声のスターを吹き替えるという苦肉のドタバタが可笑しい。またドンは俳優として実は自信がなく、キャシーの才能を認めて成功を願うところが気持ちいい。

古風なダンスシーン、キラキラ銀幕スターの華やかさ、キャシーの気の強さ、「失敗したらボードヴィルに戻るさ」という相棒コズモ(小太りのロス・マクラーレン)の脳天気さ。明るい心でいれば、雨も歓迎という人生観が舞台に溢れる。
前方5列は水しぶきが飛んでくるので、黄色いポンチョ付きのハッピーレインシートでした~ オンラインでトレーナー5500円を来場者の20%割引で購入。

Img_8130 Img_8134 Img_8138 Img_8155 Img_8164Img_8534_20220227103501

 

    

« さまよえるオランダ人 | トップページ | 冒険者たち »

ミュージカル」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« さまよえるオランダ人 | トップページ | 冒険者たち »