ブランデンブルク協奏曲
IDホールディングスPresents ニューイヤーコンサート ブランデンブルク協奏曲全曲演奏会 2022年1月
2022年の幕開けはなんと2年も前、フローレス以来のサントリーホール。JSバッハが1721年ブランデンブルク=シュヴェート辺境伯に献呈した、10人前後の合奏シリーズです。バロックって縁が薄いけど、実はどこかで聞いたことがある、延々おっかけっこが続くメロディーが心地良い。珍しい古楽器が次々登場、楽章の間に移動したりも面白く、全く飽きなかった。大ホール中央の良い席で、休憩を挟み約2時間。
ほとんど立って演奏するのが、まず新鮮だ。ヴァイオリンとオーボエが掛け合いする第1番から、細いホルン、コルノ・ダ・カッチャに目が釘付けになる。音色は牧歌的だけど、すごーく難しそう。チビのヴィオリーノ・ピッコロやファゴットも活躍し、メヌエットに浸る。バスもヴィオローネという古楽器。続いて第4番は、素朴な縦笛のリコーダーがちょっともの悲しくて、なかなかの表現力。前半ラストは弦楽だけになって第3番。いかにもバッハという感じ。何故か避暑地の朝の雨が目に浮かぶ。第2楽章ラストにカデンツァ。
休憩を挟んで、出だしからお馴染みの第5番。横笛のフラウト・トラヴェンソが登場して、優しい音色を聞かせる。通奏低音役のチェンバロに珍しく長いソロがあって、1719年にケーテンの宮廷におねだりしたチェンバロのお披露目だったとか。これがピアノ協奏曲につながるわけだけど、こうして聴くとピアノの抑揚がいかに素晴らしいかを思いますね。続いてまた弦楽だけ、しかもヴィオラ以下、中低音メンバーだけでふくよかな第6番。今度はヴィオラ・ダ・ガンバが二人。チェロより小型で、見た目はちょっと無骨、でも音は優しい。古楽器って概して音量が小さいのかも。ラストは再び大勢でてきて、テンポの良い第2番。コルノ、オーボエ、リコーダー、ヴァイオリンのソロがつながって、空間に広がっていく。
アンコールはまさにバッハ、美しい「G線上のアリア」でした。
演奏家はゲストにヴァイオリン・ヴィオラの豊嶋泰嗣(新日本フィルのコンマス)を迎え、コルノはにこやか福川伸陽。ヴァイオリン・ヴィオラで長身の原田陽、太っちょ丸山韶、リコーダーの宇治川朝政が目立ってたかな。
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