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喬太郎・三三「初音の鼓」「青菜」「茄子娘」「路地裏の伝説」

特撰落語会 2021年6月

立て続けに柳家喬太郎。柳家三三と2席ずつの、贅沢な恒例落語会。昨年7月の振替公演だ。杉並公会堂、前の方下手寄りのいい席で3800円。中入りを挟んで2時間弱。
開口一番は桃月庵あられで「まんじゅうこわい」。2017年入門の前座さんと思えない落ち着きぶり。この落語会シリーズを聴いたことがあると語り、喬太郎さんに「で、白酒に入門したんだ」といじられてましたね。
というわけで喬太郎登場で、お馴染み小さんの留守番電話話、「かみさんはモノマネしないけど」とかチャーミングなマクラたっぷりで、「初音の鼓」。先日の「舞衣」から一転、こはるで聴いたことがある軽めの噺だけど、この軽妙さがまたいい。道具屋が骨董趣味の殿様に、もちろん偽の鼓を売りつけようと、狐の鳴き真似。重臣まで抱き込んでコンコン言うのが、可笑しい。実はお人好しと見えた殿様にからかわれていた、という落ち。
続いて三三で「青菜」。喬太郎さんで聴いたことがある、夏らしい職人噺。ご隠居のゆったりした感じがいいなあ。

中入り後は初めて聴く「茄子娘」。戸塚の貧乏寺にある夜、若い女が現れて茄子の精と名乗り、「大きくなったら菜にする」を「妻にする」と思っていたと。いきなりの雷雨が夏らしい。妙な夢と思った住職は修行の旅に出てしまい、数年後に戻ると荒れ果てた寺に小さな娘が… ちょっと不思議なファンタジー。
そしてトリは喬太郎が、快調に「路地裏の伝説」。安心して聴けるなあ。法事で実家に帰ったおっさんが、旧友と少年時代の思い出で盛り上がる。このあと本格的に居酒屋にいく、その前に軽く、という感じがなんともリアル。話題は愉快な昭和あるあるから、ちょっとゾクッとする都市伝説へ。でも亡父の日記からトラウマの元「かぜひくなおじさん」の正体がわかって、ちょっとほっこり。楽しかったです!

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