三三「橋場の雪」「短命」「大工調べ」
柳家三三独演会「八面六臂」令和二年・冬 第二夜 2021年1月
ちょっと慣れない感じの道楽亭出張寄席は、なかのZERO小ホール、整理番号方式で中央あたりに。3600円。
前座なし、ゲストなしでいきなり三三さんが続けて2席という贅沢さ。「橋場の雪」から「短命」への流れが、艶っぽくていい。1席目は若旦那が「天狗裁き」のくすぐりを交えつつ、女房に夢の話をする。橋場の渡しに降りしきる雪景色が、季節らしくて美しい。小僧が船を漕いで、傘を差し掛けてくれた女の家へ…というので女房が怒り出す。大旦那が真似する「夢の酒」「夢の悋気」がバリエーションなのかな。
仲入りで袴に着替えて、お馴染み「大工調べ」。啖呵はもちろん流麗なんだけど、どうだ感に陥らず、やり込められる因業大家のなんか可愛いのがいい。楽しかった!
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