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落語「高砂や」「夢の酒」「もう半分」「お見立て」「鰻の幇間」

三遊亭円楽プロデュース 落語大手町2020 2020年7月

読売新聞社、産経新聞社共催で、団体を超えて東西26人の人気噺家が集結、2会場・3日間昼夜8公演の落語会。うち土曜夜の「落語協会のホール落語」を聴く。安定した古典が続いて、寄席に来たようなゆったり気分だな。よみうり大手町ホール、席数を半分にした再販売の上手寄り中段で6000円。前座なし、中入りをはさんでトントンと2時間半。

いきなり柳家三三が登場。腰が痛い、噺家の仕事が減った、結婚式の司会は上手で同じ人に2度頼まれた、とお馴染みのマクラで「高砂や」。いちいち失礼な八五郎を隠居がいなす感じ、低音の謡いと高音の都々逸の使い分けとか、相変わらず巧いです。
続いて入船亭扇遊で「夢の酒」。9代目扇橋のお弟子さんで、古今亭志ん輔と仲がいいベテラン。聴くのは2006年以来。ちょっと2枚目で、色っぽいところをサラッと聴かせます。
その志ん輔が「もう半分」。噺家さんも演目も初です。飄々と、新宿でコロナだと10万円もらえるってどうよ、などとブツブツ。志ん朝の弟子で「おかあさんといっしょ」に15年も出ていた、というけど、この日は圓朝作の怪談で、とても子供向けに話してた人とは思えない怖さ。お話は千住大橋の「注ぎ酒屋」の常連、野菜行商のみすぼらしい爺さんは、五勺ずつちびちび注文するのが楽しみ。主人が忘れ物の風呂敷包みを開けるとなんと50両。慌てて戻った爺さんは、娘が吉原に身売りして作ってくれたカネだと訴えるが、悪い女房がそんな包みはなかった、と追い返してしまう。爺さんの身投げシーンは端折って数年後、主人夫婦はそのカネで店を広げ、子供も授かるが、その子に爺さんが乗り移って… 間の多いゆっくりした古風な口調。爺さんの酒好きぶりは可愛らしかったけど、全体に凄みたっぷりでした!

中入り後はがらっと明るく、林家たい平。ご高齢が多い笑点はリモートが難しい、昼の部の昇太はじめ落語芸術協会は軽い、などと軽快に笑わせておいて「お見立て」。2014年にも聴いた演目。テンポが良くて、ちょっと大人っぽくて良かった。
トリはお楽しみ、もう出てきただけで嬉しい柳家権太楼さん。「鰻の幇間」は一之輔が配信でやってましたね。おたいこという特殊な生き様の突き抜け感が、軽いなかにも渋みが滲んで、この人らしい。可笑しかったです!

検温と消毒液はもうお約束。感染予防で演目の張り出しはなく、twitterで配信。オンラインは各公演2000円で1週間視聴できる方式でした。

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