« シネマ歌舞伎「桜の森の満開の下」 | トップページ | まほろば »

長講三人の会「一人酒盛」「たちきり」

三色三様 長講三人の会  2019年4月

お馴染み安定感抜群、外見もなんとなく似ている3師匠の落語会。前半「桃太郎の世界」は残念ながら間に合わず、仲入のタイミングで会場に到着して、後半「長講競演」2席、約1 時間半を聴く。国立演芸場の中央あたりで3500円。

まず柳家権太楼が、前半の昔昔亭桃太郎のフラを誉めつつ、上方噺「一人酒盛」。熊が到来ものの珍しい原酒を一緒に呑もうと、仕事に行くはずだった留を誘う。しかし自分ばかり呑んでいて、お人好しの留は言われるまま燗をつけたり、つまみを作ったり。ついに怒って帰ってしまう。様子を聞かれた熊が「あいつは酒癖がわるいんだ」。
熊が酔っ払っていく過程の巧さ、酒好きのしょうもなさがさすが。留が気の毒過ぎて、あんまりな噺だなあ。
続いて柳家さん喬が、「らくだ」のつもりだったのに…とひとしきり悩んだ末、小さんのお座敷遊びのマクラから「たちきり」。こういう難しいネタをいきなりできるのは凄い。若旦那の後悔が切々と胸に迫って、身も世もない気分でした…

 

20190409_183511329 20190409_183633478 20190409_213102060

« シネマ歌舞伎「桜の森の満開の下」 | トップページ | まほろば »

落語」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« シネマ歌舞伎「桜の森の満開の下」 | トップページ | まほろば »