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文楽「鎌倉三代記」「伊達娘恋緋鹿子」

第二〇五回文楽公演  2018年12月

華やかな襲名が続いた一方、大師匠の訃報も重なった2018年の文楽。鑑賞納めは恒例、中堅が主体の年末公演で、和生を後見役としつつ継承の未来を思う。前の方、中央のいい席で6000円。休憩1回で3時間半。
前半は三度目の大曲「鎌倉三代記」。導入の局使者の段と米洗いの段は、質素で下世話な絹川村で、祇園守の下がった傘で帰ってくるキラキラ時姫(勘彌が安定)と、迎えに来た大仰な奥女中たちの場違い感を楽しむ。希太夫、靖太夫とも明朗で聴きやすい。切場となって、三浦之助母別れの段で颯爽と三浦之助(玉助)登場。一段とスケールが大きいなあ。文字久太夫、藤蔵に情感がこもって、いい。高綱物語の段は織太夫、清介。母(和生)の犠牲など聞かせどころが多く、力いっぱいだけど、やや浅いか。抜け穴の井戸から現れた藤三郎、実は高綱(玉志)が謀を明かし、さらに物見と奮闘でした。
休憩後は「伊達娘恋緋鹿子」から珍しい八百屋内の段、そしてお馴染み火の見櫓の段。8年ぶり2度目の鑑賞だ。縁の下にもぐったりする吉三郎は玉勢。一途で大胆、櫓の見せ場があるお七は、一輔が躍動。親友・お杉の簑紫郎がまさに頼りになる感じ。
終演後は玉助さん忘年会で、三浦之助を間近に。格好いいです!

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