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鶴瓶「オールウェイズお母ちゃんの笑顔」「妾馬」「徂徠豆腐」

笑福亭鶴瓶落語会  2018年11月

冷え込んできた11月、TBS赤坂ACTシアターで鶴瓶の独演会を聴く。老若男女、幅広い聴衆でいっぱいの後ろの方、下手端で5000円。休憩20分を挟んで2時間半。
オープニングはトーク。結婚記念日に肉を食べたら痛風が出て、なんとか薬で抑えてロケに出かけ…と身辺雑記が爆笑に。マネジャー宇木氏が焦ってタクシーに乗り込む、駅でぶつぶつ落語を稽古していて通報される、阿部寛からのわかりにくい留守電、病院での空耳等々、さすがの愛嬌です。映像で今年の高座をトントンと見せて、本編へ。本当によく働いてるなあ。
自作の私落語「オールウェイズお母ちゃんの笑顔」から。2006年以来だけど、競馬の40万とか、阪大合格発表とか、やっぱり振り切れてる。テンション低めに、箪笥のクリスマスツリーをさらっと。
ゲストで辻本好美の尺八演奏のあと、家族の情をシリーズで、と振って、2席目は古典「妾馬」の前半。談春でも聴いたけど、こちらは志の輔の「八五郎出世せず」バージョンだ。テンポよく、アホだけど気概のある大工の八五郎に焦点を絞って存分に笑わせておいて、ラストに短く、母の人情で泣かせます。さすが。
中入り後は予告していた「徂徠豆腐」。志の輔で聴いて高座にかけようと思い、ドラマのロケ先が偶然、三遊亭歌司の自宅そばで挨拶に行き…と、人の縁をマクラに。志の輔版と違って、偉人・徂徠の解説はなく、豆腐屋を大阪から出てきたと大胆にアレンジして、庶民の視点を際立たせる。その庶民の柔軟な発想が、徂徠の出世の糧となり、一方、徂徠の「大阪の豆腐はマメの味がして美味い」という賛辞が、慣れない江戸で苦労していた豆腐屋の力にと、異質な二人の友情に説得力をもたせている。おまけに火事のあと、十両もって現れる棟梁が「金明竹」も顔負けの謎の関西弁で、笑わせます。いい噺だなあ。
いったん降りた幕をあげて、ラストはお弟子さんらのお囃子が並び、長崎のお茶屋さんで気に入ったという「送り三味線」。彼の地の伝統なんですね~ 
帰りにスポンサーのエースコックからカップ麺が配られました。楽しかったです!

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