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談春「初音の鼓」「長短」「居残り佐平次」

立川談春 新春独演会「居残り佐平次」 2017年1月

昨年に続いて落語はじめは談春さん。会場が変わっていて、以前サーカスを観たことがある品川プリンスホテルのクラブeXだ。半円形のスペースに、椅子を300ほど並べ、開場時にランダムに席を割り振る形式。入り口には二宮くん、ビートたけしら豪華な花が並ぶ。上手寄り前のほうで4320円。中入りを挟みたっぷり3時間。

前座はまず昨春入門したという、ちはるが小咄。初々しい。続いてお馴染み、こはるが、はきはきと「初音の鼓」。気のいい殿様に偽物を持ち込んだ道具屋が、家来と組んで一芝居うつものの、殿様に逆襲されちゃう。「スポポン、スココン」が軽妙だ。
そして飄々と談春登場。最近の2つ目ブームへの感慨、パルコ建て替えで志の輔らくごが無いので1月の落語会となった、この会場にはプロレス観戦の思い出がある、稲葉浩志のコンサートに行ったけど1曲も知らなかった等々、長いマクラを語っていると、前方で具合の悪いお年寄が… 落ち着いてスタッフを呼んで、続行。立川流の年始会で珍しく家元夫人が挨拶したこと、家元晩年の思い出話などをしみじみ語り、落語やりますよ、リクエストある?七段目?とチラ見せしつつ、リクエストになかった「長短」をさらっと。

中入り後は、具合の悪くなったお客さんの無事を報告して、眼目の品川ゆかり「居残り佐平次」。2013年、2015年にも聴いて素晴らしかった噺だ。
小悪党の佐平次はもちろん、花魁のつれなさをぶつぶつ言う客も、祝儀を気にする若い衆連中も、決断力がある主人も、誰もがエゴの塊なのに、なぜか憎めない。佐平次は徹底して調子のいい人たらしだけに、大詰めの居直りに凄みが増して痛快だ。
1時間の熱演後、サゲの工夫を解説してくれました。どうやら今年は失われつつある文化、廓噺に力を入れるらしい。楽しみです!

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