« ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~ | トップページ | ドコカ遠クノ、ソレヨリ向コウ 或いは、泡ニナル、風景 »

落語「鮑のし」「湯屋番」「動物ものまね・枕草子」「ちりとてちん」

落語協会特選会 蔵之助その参  2016年8月

よくマクラで話題になる池袋演芸場に初めて足を運んだ。夜席の橘家蔵之助さんの会(落語協会特選会)。椅子92席のこぢんまりした会場で、お馴染みが多く笑いたっぷり。下手寄り後ろの方で前売り2300円。中入りを挟み2時間。

冒頭の挨拶には間に合わず、前座のハキハキ「金明竹」のあと、二ツ目の初音家左吉。ロックな外見に似合わず、律儀な感じで「鮑のし」を短めに。能天気な主人公がしっかり女房の指図で、大家のところへ婚礼の祝いを持っていき、お返しをせしめようとする。ところが祝儀の尾頭付きが高くて、鮑になっちゃうし、口上はヘロヘロ。古典的な味わいだ。終わって寄席踊りを披露してくれた。
続いて蔵之助が登場、得意の職質などのマクラから「湯屋番」をトントンと。居候先でブラブラしている若旦那が奉公することになり、銭湯へ。まんまと憧れの番台にあがる。当てが外れて女湯が空いているので、もっぱら女性客との出会いを妄想して1人で大騒ぎしちゃう。ほのかな色気と、屈託のなさがいい。

中入りを挟んで、江戸家まねき猫。3代目猫八さんのお嬢さんなんですね。ふくぶくしく、表情豊かに、枕草子の冒頭を動物ものまねを交えて語る。笑いはもちろん、客席参加の雨だれをバックにした、蛙の声に季節感が溢れて、楽しい!
そんな余韻があるなかで、再び蔵之助。落語会もいいけど是非寄席へ、という誘いで頷かせ、お世辞を言うときは顎をひけ、というマクラから「ちりとてちん」。意外に聴くのは初めての演目です。
来客にドタキャンされた旦那が、用意の料理を一緒に食べてほしいと知人を誘う。一人目は何を出されてもお世辞たっぷり。そのとき腐った豆腐が見つかり、旦那は知ったかぶりが激しい二人目の男を呼んで、到来モノの珍味「ちりとてちん」と偽って食べさせちゃう。あまりに怪しい臭いに男は警戒するものの、それでも知らないと言えない意地っ張りぶりで爆笑! 肩の凝らない滑稽さが、粋で巧いなあ。
最後に「ちょうどいい時間ですね」と挨拶があって、出口でもご本人が見送ってくれました~ 面白かったです!

« ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~ | トップページ | ドコカ遠クノ、ソレヨリ向コウ 或いは、泡ニナル、風景 »

落語」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~ | トップページ | ドコカ遠クノ、ソレヨリ向コウ 或いは、泡ニナル、風景 »