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講談「北斎と遠山」「山内一豊」「大岡政談 徳川天一坊」

春陽党大会  2016年6月

神田春陽さんの講談の会。らくごカフェの受付でご本人が出迎るアットホームさが嬉しい。2000円。休憩を挟み2時間。

まず柳家さん喬門下の二ツ目・柳家やなぎが、電車移動で見かけた自転車のマクラから新作落語「自由が丘由来」。「うちは田園調布のセレブなんだから、上品に暮らせ」と言い張る親に対し、娘が「嘘よ、本当は等々力じゃない!しかも飛び地。最寄の武蔵中原から通いたい!」と憤懣をぶつける。馬鹿馬鹿しくて可笑しい。ちょっと緩急がわざとらしいかなあ。

続いて春陽さんが、2月に亡くなった神田陽司さんの思い出を語る。新作が得意だったこと、木戸銭「当日ライブドアの株価の倍」の会で受付を手伝った思い出、勧められて断ってきた新作を今夜はやってみようかな、という振りから「北斎と遠山」。大樽から富士を眺める「尾州不二見原」の大胆な構図の由来、反骨の北斎が浅草寺での即興イベントでおとがめを受け…と、なかなか面白いドラマでした。
続いて「特別出演」のコブトリーズとなり、誰かと思えば春陽・やなぎが並んで登場。初めて観る「茶番(ピン)」で、語源は大部屋役者の下手な即興劇というけど、ちゃんとした寄席の芸なんだなあ。五段目が定番だそうですが、今回は寿曽もののパロディーで、殿さまと家来の道行をギャグにしてました。

休憩を挟んで一龍斎貞鏡。8代目貞山の娘さんで、粋な感じの二ツ目。コブトリーズが鏡を揺らすので着替えに苦労した、などと笑わせてから、1月に春陽さんで聴いた「山内一豊」。さあ、ここからが修羅場ですよ、などと解説を入れつつメリハリが利いている。
トリは春陽さんで「大岡政談 徳川天一坊」。コブトリーズからうってかわって正統派。2014年の真打お披露目でも聴いた演目だけど、トントンとリズムがよく、迫力も備わっていい感じでした。面白かった!

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