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Les Miserables

Les Miserables  2015年12月

年末の特別編・ニューヨークシリーズのミュージカルは定番演目から。1985年初演、キャメロン・マッキントッシュ製作の「レ・ミゼラブル」を、Imperial Theatre Broadway(インペリアル・シアター)で。こじんまりした芝居小屋っぽい劇場の中央あたりで162$。休憩1回を挟み約3時間。

言わずと知れたユーゴー原作、19世紀初頭パリを舞台にした大河ドラマだ。人間の尊厳や贖罪がテーマだけど、むしろ若い革命の高揚と、敗北後の寂寥感が印象的です。
ロングランの日本版は未見だけど、2012年の映画版を観たことがあるので、予習は十分。 なんといっても「ミス・サイゴン」などのクロード・ミシェル・シェーンベルクの音楽が、胸にしみいる。I Dreamed a Dream(夢破れて)、Stars(星よ)、The People's Song(民衆の歌)、One Day More(ワンデイモア)、On My Own(オンマイオウン)など、ソロも重唱・合唱もつくづく名曲ぞろいだ。

キャストはJean Valjean(ジャン・バルジャン)のAlfie Boe(アルフィー・ボー)が渋くて、安定感抜群。イギリス出身で元はオペラ歌手なんですねえ。若手陣は軒並みブロードウェーデビューだそうで、EponineのBrennyn Larkは声に張りがあり、MariusのChris McCarrell、CosetteのAlex Finkeもみずみずしく、ミュージカルらしい造形だ。EnjolrasのWallace Smithは、耳に引っかかる個性的なトーンがいい。
一方、FantineのMontego Gloverはキャリア十分みたいだけど、この日はかなり不調で残念だったかな。歌が主体の作品のなかで、笑わせ役を引き受けるThénardier夫妻、Gavin Lee、Rachel Izenは身体表現も達者だ。

シンプルで、古風なセットに照明が効果的。文芸大作らしくていいなあ。

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