悪い冗談
eyes plus アマヤドリ2014三部作「悪と自由」のシリーズvol.3 「悪い冗談」 2015年3月
作・演出広田淳一。劇団アマヤドリが台湾、韓国からキャストを迎えた公演だ。東京芸術劇場シアターイーストで3800円。休憩無しの1時間45分。
舞台中央に斜めに据えた鉄橋を軸に、複数のシーンが錯綜する。川端で花見や花火見物を楽しむ若者2グループは、明るくフレンドリーないい子たちだ。近隣諸国出身の友人と屈託なく、異文化体験や歴史について語り合う。そこへ70年前、まさにその都市を襲った戦火の記憶、壮絶な静けさがオーバーラップしていく。
脈絡なく差し挟まれる2つのエピソード、殺人犯と被害者の姉、そして謎の心理実験が贖罪、あるいは悪意の正体といったテーマを想起させる。時空を超えて、舞台上をジョギングし続ける男と、ケンケンパッと跳ね続ける娘が、徐々に緊張感を高めていき、俳優全員の歌と力強い群舞でクライマックスを迎える。
東京大空襲やミルグラム実験など、いろいろ考えているなあ、という印象かな。
ダンサーだという台湾女性のパナイパンジンヤが、さすがの存在感でした。
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