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METライブビューイング「カルメン」

METライブビューイング2014-15第3作「カルメン」  2014年12月

大定番、名曲揃いのビゼー「カルメン」を、1977年スペイン生まれのパブロ・エラス=カサド指揮ら、フレッシュなキャストで楽しむ。上演日は11月1日。いつもの新宿ピカデリーで3600円。休憩1回を挟んで3時間半弱。

何といってもタイトロールのアニータ・ラチヴェリシュヴィリ(メゾ)が野獣のような迫力で押しまくって、圧巻だ。太目をものともせず、ばんばん足を出してエロい。1984年グルジア生まれ、幕間のインタビューで見た目も性格も(!)カルメンそっくりを自認するはまり役ぶり。対するアレクサンドルス・アントネンコ(ラトヴィア出身のテノール)は美しい高音、真面目そうな演技が、気の毒なドン・ホセらしい。エスカミーリョのイルダール・アブドラザコフ(1976年ロシア生まれのバスバリトン)は艶があり、ミカエラのアニータ・ハーティッグ(1983年ルーマニア生まれのソプラノ)は歌に余韻があって、細身で儚げで、カーテンコールの拍手がひときわ大きかった。

演出は2009年のリチャード・エア版。設定は1930年代、フランコ独裁下のスペインだそうです。1・2幕と3・4幕に分け、それぞれ序曲に登場するバレエや、酒場のシーンのフラメンコが素晴らしい。半円形の壁を回していくセットがシンプルかつダイナミックで、ラストの闘牛場のシーンが目に焼き付く。
特典映像は主要キャストとセラーズ制作統括のインタビュー、次回作「セヴィリャの理髪師」のリハーサル風景でした。

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