自作自演 立川談春×前川知大
芸劇+(プラス)トーク異世代作家リーディング「自作自演」<第10回> 2014年12月
観劇の番外編で、世代の違う作家2人による、自作朗読と対談のイベントに足を運んでみた。出演は豪華に、立川談春と前川知大。当代きっての噺家と、新作を観たばかりの新進劇作家という組み合わせは意外。トークでは互いに職人の息子だってこと、それからどうも理屈っぽい物言いが共通してたかな。かなりのファンが集まった感じの、東京芸術劇場シアターイーストの真ん中いい席で3000円。
冒頭にお2人と司会が登場。前川の緊張をほぐそうと、談春さんがひとしきり笑わせてから、まず前川が自身の脚色による「地下室の手記」を読む。昨夏、カタルシツ公演で観た演目の冒頭だ。
今年の蜷川演出では、恒例の「作者読み」を体験して大変だったとか。確かにリーディングはちょっとぎこちない。本作は2015年2月に改定上演の予定だそうで、楽しみだ。
続いて談春が芸劇での「談春七夜」の思い出とか、2005年執筆当時の心境を語ってから、単行本「談春 古往今来」収録の1編「春宵一席。立川談春書き下ろし申し候。」を読む。噺家らしき男が今どきの前座を叱咤激励。さすがに巧い。
休憩後はトークショーになり、談春が昨年、舞台に出演したとき、共演のイキウメ・大窪人衛に励まされた縁とか、どういう経緯で今の仕事を選んだとか、をつれづれに。質問コーナーもあって、談春さんが上手に盛り上げ、まとめてました。
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