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落語「真珠の誘惑」「時そば」「バールのようなもの」「掛け取り」「立川流騒動記」「明烏」

落語立川流創立30周年特別公演 談志まつり2014  2014年11月

立川流が談志追善で、各団体幹部級の噺家をゲストに迎えた3日間5公演の一つ「立川流誕生秘話~30年目の真実」に足を運んだ。幅広い落語好きが集まった感じのよみうりホールの、2F中央で4200円。仲入りを含めたっぷり3時間。

開口一番は志らく門下の二つ目、立川らく朝。46歳で入門して、医師と二足のわらじという異色の経歴だ。遺伝子診断と胆石症をネタにした「真珠の誘惑」を軽妙に。続いて同門の立川志ら乃。昇進試験の最中に、談志が稽古を始めちゃったという宝物のようなエピソードを語ってから、「時そば」。勢いがある。
そしてお待ちかね、立川志の輔は飄々と、懐かしい「バールのようなもの」。軽さが巧いなあ。前半の〆で落語協会会長の柳亭市馬が、「掛け取り」を朗々と。大晦日に長屋の住人が、借金取りをそれぞれ好みに合わせた言い訳を駆使して撃退する。狂歌は「菅原伝授」のパロディ、相撲甚句には現在の関取の名を織り込み、さらに三橋美智也好きという設定で得意の演歌を披露。明るくて芸が感じられて気持ちいい。

仲入りを挟んで、立川一門の落語協会脱退のきっかけになった立川談四楼、当時付き人の志の輔に、市馬が加わってトーク。3人よりも、司会で明大落研の志の輔同級生、立川談之助がよく喋った感じ。続く談之助は、ほぼトークの続きの「立川流騒動記」。「三遊協会」の挫折などから毒舌で。そして、よく談志さんの会で観ていた松元ヒロのスタンダップコメディは、相変わらず麻生さんの真似が絶品だ。談志が石原慎太郎のネタを真似していたエピソードも。トリは談四楼で、色っぽい「明烏」。温厚だし、作家でもある才人だけど、噺のメリハリは今ひとつだったかな。

ロビーで「家元の軌跡 談志30歳」というCDを購入。最も若い「芝浜」の音源(1966年)だそうです。あっさりした演出ですね。

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