立川談笑「金明竹」「時そば」
「秋の夜長に聴く落語 立川談笑が大手町でヒソヒソ」 2014年10月
イベントで立川談笑さんの落語会。羽織姿の司会から紹介があり、師匠が登場。勾配のない会場だと182センチの長身がよくわかる。
大手町と対比して下町出身だということ、松任谷正隆に下町言葉を披露してひかれた、地元での落語会に友達が大勢きた、ロケで遭遇したのんびり食堂などのマクラから、落語のヒーローは与太郎、と振って「金明竹」を短めに。後半、加賀屋佐吉方の遣いの口上は、通常関西弁のところをなんと津軽弁バージョンです。ゆっくり喋るんだけど、全くヒヤリングできません。必死にわかった振りをする女将さんが面白い。
続いて早大法学サークルの後輩という司会とのトークショー。1席目の「金明竹」を本場青森で演じて大受けしたこと、大学のスペイン語の撃墜王、早明戦や居酒屋でのやんちゃ話、バイトしながらの司法試験チャレンジ時代、人権意識から噺家に転じた、談志さんの暴言の思い出、暗記が得意で真打昇進の傾向と対策を研究、などなど、バックグラウンドがわかるエピソードがたっぷり。理屈っぽいところは立川流らしい。
休憩後に「佃」の出囃子で2席目。古典をそのままやっても現代には通じないと、自身の改作「薄型テレビ算」や「イラサリマケー」を紹介してから、割とマイルドなレパートリーで「時そば」。2010年に聴いて以来だ。明朗な語り口に、お馴染み中野の立ち食い蕎麦や時事ネタ、ブラックジョークをふんだんにまぶしていて笑える。え、うどんみたいって?蕎麦屋なんだから蕎麦だ、と定番の自虐ギャグも。
落語に馴染みがない聴衆が多いとみての、安定感優先の高座だったかな。これを機に談春や志の輔、寄席へどうぞ、と真面目に締めてました。
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