あやなすひびき
あやなすひびき~春の光。花と輝く~ 2014年4月
知人の中尾幸世さんの朗読会。大久保のスタジオ・ヴィルトゥオージ。背後が普通の掃き出し窓で、日の光が気持ちいい。3500円。休憩を挟んで2時間。
幸世さんは元東京キッドブラザースで、NHKドラマ「川三部作」やラジオドラマに出演。1989年から朗読会を開いているそうです。表情豊かで引き込まれる。
短く吉野弘の詩「生命は」、ふんわりした雰囲気で情景が目に浮かぶ安房直子の童話「花びらづくし」、そしてアンダルシアのノーベル賞詩人、ホワン・ラモン・ヒメネスの散文詩「プラテーロとわたし」。ロバと人々の交流が楽しい。多摩美出身らしいスケッチの紹介があり、後半は宮沢賢治で詩「春と修羅」、そして童話「虔十公園林」。虔十が育てた盆栽みたいな杉林を通して、本当の知恵というものを素朴に語る。
演奏は朗らかなアイルランド音楽の守安功、雅子夫妻。「前座」曲から始まって「A Ground」「グリーンスリーブス」などをリコーダー、フルート、アイリッシュハープ、小さいアコーディオンのコンサーティーナなどで。器用にスプーンを使ったリズムセクションも面白かったです。
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