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真田十勇士

真田十勇士  2014年1月

日本テレビ開局60周年特別舞台と銘打って、マキノノゾミ脚本を堤幸彦が演出。ゲーム風の映像やわかりやすい字幕、楽屋落ちを含めたギャグが満載で、フライングも飛び出すチャンバラアクションだ。若手男優が勢ぞろいとあって、女性客が圧倒的。青山劇場の中央やや右寄りで1万1500円。休憩を挟んで3時間半。

2枚目・幸村(加藤雅也)が実は知将ではなく、密かに淀(真矢みき)を想う心優しい凡人で、抜け忍者で大ぼら吹きの猿飛佐助(中村勘九郎)とクールな相棒・霧隠才蔵(松坂桃李)が知恵をつけていた、という設定だ。前半で佐助が根津甚八(福士誠治、秀頼と2役)、真田大助(中村蒼)ら十勇士を集め、後半が大坂夏の陣。そこへ才蔵をつけ狙う忍びの仙九郎(石垣祐磨)、火垂(初舞台の比嘉愛未)がからむ。無謀な合戦に至った謎解きをからめつつも、基本はシンプルな滅びの物語。だが佐助の軽い口八丁キャラを生かしたどんでん返しが用意されていて、爽やかだ。

勘九郎ちゃんが全編大きな舞台をきびきび動き回り、勘三郎さんっぽい笑いも効いていて一頭地を抜く。さすが、歌舞伎仕込みだなあ。松坂は気取り切れなかったかな。曲者・筧十蔵役の高橋光臣がいい味で、主要キャストにベテラン不在のなか、加藤雅也がなかなか堂々としていた。親切な語りは坂東三津五郎で、声だけだけど元気そうで一安心。徳川家康はなぜか巨大な映像だけの出演で平幹二朗。

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