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続ける理由

おかぼれ#002『続ける理由』   2014年1月

安藤聖、尾上寛之、松居大悟、新井弘毅のパフォーマンス音楽ユニット「おかぼれ」による演劇+バンド演奏。大好きな岩松了さん「カスケード」(忘れられない2011年)での、若手陣の出会いから生まれたユニットだ。応援せずにはいられない。
学園祭ぽい雰囲気だけど、ストレートなロックで演奏も結構しっかりしていて、最後のほうでは思わずニコニコしちゃう。客層は
若くて、男女を問わず一人で来ている芝居好きが多い。唐突な演奏に戸惑い気味なのが面白かった。座・高円寺1の前のほう左寄り、3500円で1時間半弱。第六回演劇村フェスティバル参加作品。

演劇パートではどこにでもいそうな3人の人物、公演初日を明日に控えた劇団の冴えない作家兼演出家(松居)、年上の彼女にプロポーズしたばかりの無邪気なスポーツインストラクター(尾上)、30になっても夢を追いかけているアイドルの卵(安藤)が、それぞれ日常に追いつめられていく様子を描く。なんてことない話だけど、ばらばらのシーンをテンポよく組み合わせて、焦燥感を募らせる。安藤、尾上は達者で、楽しみな役者さんです。劇団ゴジゲンの主宰のほか、映画の脚本・監督も手掛ける松居は、変幻自在で曲者だ。「静かな演劇」を目指しているという設定が個人的にツボ。

間に挟まるバンドパートは、劇中で効果音やBGMを引き受けていた長身の新井が、本職とあって作曲、および格好いいギターソロを務めて全体を牽引する。ボーカルの尾上はなかなか色気があって、妙な照れもないし、侮れません。いつもより大人っぽい感じだし。そして演劇パートでも元気いっぱいの安藤聖が、シンバルを落としそうな勢いでドラムを叩きまくる。若いっていいなあ。
席に配られたチラシで事前に松居の歌詞を読んだときは、正直ちょっと引いたんだけど、曲にのせて聴いたらOKだった。なかでも伸びやかな「仕事終わったソング」がチャーミング。ラストはステージごとバンドセットが前にせり出して、さらに衣装を替え、ビシッときめてもう1曲。可愛らしかったです。

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