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SEMINAR

SEMINAR セミナー  2013年12月

テレサ・リーベックのブロードウェイ上演作を、芦沢みどり翻訳、栗山民也演出で。紀伊國屋ホールの左やや後方で7800円。年配の観客が多い。休憩無しの2時間弱。
作家志望の若者4人が、10週5000ドルで著名作家レナードの指導を受ける。レナードの容赦ない批評が4人の自意識を揺るがす一方、彼がこのところ小説を発表しなくなった事情が謎を呼ぶ。才能とか評価とか、出版ビジネスとかを巡ってシニカルなやりとりが続くけど、けっこう後味のいい大人のコメディだ。業の深い創造者同士の、激しいぶつかり合いとつながり。
4人が指導を受けるケイトの豪華アパートを数回の暗転でつなぎ、終盤はいったん幕を下ろしてセットをレナードの部屋に転じる。暗転前や幕切れに印象的なせりふがあって、鮮やかだ。

レナードの北村有起哉が相変わらずいい声で、長セリフも危なげなく色気を発揮。知的で痛烈な皮肉屋だけど、女好きの俗物でもあり、自ら心に傷を抱えつつ、若者に本音でぶつかっていく。格好いい役だなあ。紛争地帯とかに取材に行く設定がいかにもアメリカの作家っぽくて、部屋に世界各地の土産物が並んでいる造形も面白い(美術は松井るみ)。
若手4人もそれぞれ達者に、自負や傷つきやすさを表現。特にマーチンの玉置玲央が繊細さをみせつけていて、これからが楽しみな役者さんだ。育ちがよく、頭でっかちのケイト役、黒木華も存在感があり、オーディションだった「表にでろいっ!」から3年、ぐんぐん成長している感じ。応援したいなあ。セクシーでさばさばしたイジーに黒川智花、事情通っぽいダグラスに相葉裕樹。

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