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トリノ王立歌劇場「トスカ」

トリノ王立歌劇場「トスカ」 2013年12月

2013年オペラ納めはトリノ歌劇場の最終日。引っ越し公演2作目で、プッチーニの名曲ぞろいの濃密なドラマだ。東京文化会館大ホール、中央あたりで4万1000円。客席にはいつになく、気合いの入ったお洒落さんが多かったような気がする。1幕のあと30分の休憩を挟み、2、3幕という構成で計約2時間半。

ノセダ指揮のオケは相変わらずゆったりとパワフル。歌手が負けずに滑り出しからパワーを発揮して、聴き応えがありました! 画家で正義の騎士カヴァラドッシはアルゼンチン出身のマルセロ・アルヴァレス(テノール)。1幕の「妙なる調和」から3幕の「星は光りぬ」まで、アリアがつややかだ。対する希代の悪役・警視総監スカルピアのラド・アタネリ(バリトン)はグルジア生まれ。「行け、トスカ」など、豊かな声でなかなかの色悪ぶりを見せた。
タイトロールはフリットリが「芸術上の理由」で早々に降板し、今シーズンのMETでも起用されているアメリカ出身のパトリシア・ラセット(ソプラノ)。「歌に生き、恋に生き」る華麗な歌姫というより、ちょっと女将さん風だったけど、迫力は十分。牧童の阿部昇真くんや合唱でTOKYO FM少年合唱団が活躍し、1幕のカーテンコールでは指導の女性も登場してましたね。

2012年11月に新国立劇場でこの演目を観たときは「デ・デウム」などが金ぴかで絢爛豪華だったけど、今回のジョアン・ルイ・グリンダ演出は現代的で、割とシンプル。いきなりラストシーンの映像から始まり、すべてが死を目前にしたトスカの回想という設定なのかな。
2幕のカンタータはオフステージではなく、背後の紗幕ごしにトスカが歌う。大詰めではセットが大きく回って、巨大な壁の前の主役2人にスポットライトが当たるなど、物語の構図がわかりやすい。トスカがスカルピアに蝋燭をたむける仕草を省いたのは、激しい怒りを重視しているからかな。

カーテンコールでは舞台上部のスクリーンに劇場の写真などを映し、オケやスタッフら大勢が舞台に並んで、お約束の大団円。今年のオペラ体験も楽しかったです!

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