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ドリームガールズ

ブロードウェイ・ミュージカル「ドリームガールズ」  2013年8月

2010年にオーチャードホールで観た演目の再来日。シアターオーヴの通路前中央で1万2500円。渋谷の景色が一望できる広いホワイエ、お洒落した聴衆がいい雰囲気だ。
前回はなんと最前列で、歌がド迫力だった。今回は全体を見渡せるとてもいい席。テレビスタジオなどのLED映像を多用し、テンポがいいショーアップされたミュージカル全体を存分に楽しんだ。

もちろん魅力はやっぱり歌。要のエフィーはリディア・ワーでセカンドキャストだったけど、堂々たる体格で失意の「And I am Telling You I'm not Going」、再起を決意する「I am Changing」をたっぷり歌い上げ、クライマックス、夢に向かって歩くことを説く「Listen」ではもう大感動でした! 悪態をつく大げさな演技も愛嬌たっぷり。
ローレルのトーニャ・マリー・ルー、弟CCのテレンス・ジョンソンが声がのびて目立ってましたね。サンダー・アーリーのケルヴィン・ロストンJrは、ハスキーながらコミカルで味がある。ディーナのジャズミン・リチャードソンは、すらっとした体型が役に合っているものの、相対的に歌は不安定だったかな。

曲が滑り出しの重いソウルから、徐々にポップになっていき、それと共にガールズがぐんぐん、あか抜けていくのが面白い。スパンコールてんこ盛りのキンキラ衣装は好きです。舞台袖のモニターに指揮を映し、バンドは別室に控えていて、最後に舞台スクリーンの映像で紹介するスタイル。カーテンコールはカメラ撮影OKのサービスがあった。もうちょっと盛り上がりたかった感じは残るけど、楽しかったです!

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