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八犬伝

M&Oplaysプロデュース「八犬伝」  2013年3月

滝沢馬琴の伝奇小説をベースに青木豪の台本、河原雅彦の演出で。シアターコクーンの通路前中央のいい席で9500円。休憩を挟み3時間弱。
実力派が揃い、全編を彩る殺陣と和太鼓(はせみきた、小泉謙一、柳川立行)が格好良い。殺陣指導はアクションクラブ所属で「劇団☆新感線」を手がける前田悟。敵役のひとりとしても登場、2幕冒頭で身軽さを披露していた。ちなみに河原雅彦も1幕に敵役の陣代で出演。

原作と違って悲惨な裏切りと破滅になだれ込みつつ、大義を疑う人間の強さを歌い上げるストーリーだが、アクションとギャグが満載、八犬士の名乗りもあったりして、戦隊もののノリをベタにやってのけた印象。左右の櫓、上下2段のステージや大階段に映像を重ねていくところも漫画チックかな。
俳優陣はところどころマイクを使用。阿部サダヲはいつもの切なさは控えめだけど、相変わらずの純粋な感じ、そして笑いのセンスが抜群だ。水を飲んでいる太鼓奏者をいじったり、唐突に登場する名刀村雨に驚いたり。やんちゃな尾上寛之と2人で太鼓を叩くシーンは、躍動感があった。ほかに八犬士には瀬戸康史、津田寛治、怪しい中村倫也、意外に渋い近藤公園、チャーミングな太賀、辰巳智秋。これに田辺誠一と初舞台の二階堂ふみがからむ。ワキでは浪人役の増沢望に存在感があった。

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