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大高源吾

當ル巳歳古遊座新年会 講談「赤穂義士銘々伝~大高源吾」  2013年2月

伝統芸能好きが集まる新年会に参加した。上野広小路の居酒屋のお座敷で、楽しい宴会、抽選会も含め8000円。
ちょっと遅れちゃったけど、幸いお楽しみ神田春陽さんの講談はほとんど聴けた。芭蕉門弟の宝井其角が両国橋で、旧知の義士・大高源吾(俳号子葉)と出くわし、煤竹売りに身をやつした様子に心を痛めて羽織を渡す。その羽織を拝領した松浦のご隠居に報告に行き、其角の発句、源吾が返した付句について話すと、公は源吾が吉良邸を探っており、いよいよ討ち入りの決意なのだと悟る。その問答から其角も事情に気付いて吉良邸の隣家に駆け付け、陣太鼓を耳に、はなむけの句を送る。
俳句を解する粋な感じ、其角の友情や松浦公の大人物ぶりが爽快だ。歌舞伎「松浦の太鼓」のもとになった話だそうです。

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