立川談春独演会「三軒長屋」
立川談春独演会 2012年12月
なかなかチケットがとれない談春さん。ようやく平日夜をおさえたものの、やっぱり開演には間に合わず、「三方一両損」の終わりの方で滑り込む。有楽町朝日ホール1Fの最後列で3800円。
中入りで連れにきくと、亡くなった勘三郎さんへの想い、朝日ホールの思い出から語り始めたそうです。後半は狭い敷地に建つ家の話から「三軒長屋」。1軒にはやたら気っ風のいい女将さん、寄ると触ると喧嘩の鳶の面々、格好良い頭の政五郎が住み、もう1軒には大時代な剣術の道場が入っている。間に挟まれた高利貸し伊勢屋の色っぽい妾が、落ち着かないから引っ越したいと泣きついたから大変。2軒を追い出しにかかる伊勢屋に対し、鳶の頭と道場主が一計を案じる。昔の話なのに、まるで隣人のように人物が生き生きとしている。
勘三郎さんへの追悼も含めて「三尽くし」。今夜は得意の泣かせより、江戸っ子らしい潔さ、軽妙さが印象的だった。最後は短く挨拶し、三三七拍子で締めました。
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