« 文楽「苅萱桑門筑紫轢」「傾城恋飛脚」 | トップページ | バーン・ザ・フロア »

l'apres-midi 連弾と二台ピアノ

l'apres-midi 連弾と二台ピアノ 2012年12月

歌舞伎通で有名なロナルド・カヴァイエさんと30年来のピアノデュオ、ヴァレリア・セルヴァンスキーさんの、「午後」という名のコンサートに足を運んだ。端正な雰囲気のトッパンホール、全席自由で3500円。武蔵野音大の教え子さんが多いのか、華やかな雰囲気だ。

舞台中央にピアノが1台。お二人が登場し、前半は連弾でシューベルトのソナタ「フランスのモティーフによるディヴェルティメントD823」第1~3楽章を流れるように。
休憩を挟んで後半はピアノが2台。まず怒濤のワーグナー「トリスタンとイゾルデ」より「愛の死」、大詰めのイゾルデのアリアをマックス・レーガーの編曲版で。スケールが大きくて格好良い。そしてニジンスキーのバレエで知られるドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」。有名な冒頭のフレーズが幻想的だ。洒落たパンフレットの表紙もニジンスキーを描いたバクスの絵画でしたね。ラストのラヴェル「ラ・ヴァルス(ワルツ)」は迫力があって、ピアノはやっぱり打楽器だなあと感じる。
アンコールではカヴァイエさんがジャケットを脱いで登場。「ボレロ」で大いに盛り上がりました。終了後はホワイエでCDのサイン会。ご挨拶して再会を約束しました。楽しかった!

« 文楽「苅萱桑門筑紫轢」「傾城恋飛脚」 | トップページ | バーン・ザ・フロア »

クラシックコンサート」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: l'apres-midi 連弾と二台ピアノ:

« 文楽「苅萱桑門筑紫轢」「傾城恋飛脚」 | トップページ | バーン・ザ・フロア »