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フィガロの結婚

ウィーン国立歌劇場「フィガロの結婚」 2012年10月

4年ぶりの引っ越し公演は、モーツァルトの王道コメディを柔らかいウィーンの音色で。小澤征爾の降板もあり、冒険を避けて安定感抜群のステージとなった。ベテラン、ペーター・シュナイダー指揮、ジャン=ピエール・ポネル演出。雨の横浜、神奈川県民大ホールの1F中ほどS席で5万9000円。25分の休憩を挟み1と2幕、3と4幕を続けるスタイルで3時間半強。

やはり伯爵夫人のバルバラ・フリットリ(ソプラノ)が頭ひとつリードの貫録で、しみじみと聴かせる。スザンナのアニタ・ハルティッヒ(ソプラノ)、大柄でハンサムなフィガロのアーウィン・シュロット(バズ・バリトン、ネトレプコの旦那さんですね)は会場の大きさゆえか、出だしこそ不安だったけど、徐々に調子を上げた。伯爵のカルロス・アルバレス(バリトン)が手堅く、ケルビーノ役でロシア出身の若手、マルガリータ・グリシュコヴァ(メゾ)は可愛げがあってこの先楽しみだ。

今回は旧演出版ということで、定番かつ色彩を抑え淡々としたもの。横に長いステージを石造り風のアーチの額縁で囲み、1幕では中2階風の回廊と中央に螺旋階段、2幕は大きな掃き出し窓、3幕では壁にずらりと鹿の角など写実的な装置が並ぶ。つなぎに幕前も使いながら、物語を進行させていた。
聴衆がいつになく、よく笑っていたのが印象的。福井俊彦さんやジョン・健・ヌッツォさんがいましたね。





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