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シレンとラギ

劇団☆新感線 いのうえ歌舞伎「シレンとラギ」  2012年6月

中島かずき作、いのうえひでのり演出。青山劇場の1F右寄り後方。広い客席がいっぱいで相変わらずの人気ぶりだ。客層は若めで、男女の2人連れが目立つ。1万2500円となかなか強気の設定。大判のパンフレットは2500円だ。休憩を挟んで3時間強。

物語は南北朝時代、後醍醐天皇や足利尊氏らを下敷きにしつつ、時代も場所も架空のダークファンタジー。国は南北に分裂して争っており、北の大立者キョウゴク(古田新太)は、南の人々を先導する教祖ゴダイ(高橋克美)を倒すべく、生まれながらの暗殺者シレン(永作博美)と息子の若武者ラギ(藤原竜也)を差し向ける。
そこからシレンとラギの宿命的で許されざる恋を軸に、凄惨な裏切りと殺戮のドラマが繰り広げられる。回り舞台を駆使し、強烈なライトと紙吹雪を使った演出はダイナミックだ。独裁や狂信、地域を覆う毒、そして救済に向かうイメージは意欲的だが、展開がやや平板でどうも入り込みにくい。

俳優陣はたいへん豪華。藤原竜也、永作博美が色っぽさ抜群で、仕草もきれい。高橋克美は大柄な悪漢ぶりを示し、カーテンコールで一番拍手を浴びていたかも。古田新太と南の武闘派ダイナンの橋本じゅんのギャグはさすがに息が合っており、高田聖子、粟根まこと、三宅弘城、北村有起哉もそつがない。ラギの妹ミサギ役の石橋杏奈が可憐。会場が広から当然だが、声がマイク越しなのは残念だったかな。
20120623g

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