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柳家花緑・柳家三三 二人会「大工調べ」「二階ぞめき」

柳家花緑・柳家三三二人会 2011年4月

赤羽会館の1階講堂。1階やや後ろよりの左端、S席3500円。わりあい若い人が目立ったかも。

まず花緑さんのお弟子で二つ目、柳家まめ緑さんが元気よく「二人旅」。
続いて三三さんが登場。この日は箱を持って立つのではなく、パンフレット販売(価格は自由)という形で募金を集めると説明。お客さんに余計なプレッシャーをかけたくないとのアイデアですが、肝心のパンフレットのデザインが思ったものと違ったことを、繰り返し嘆いてから「大工調べ」。前に談春さんで聴いた演目だ。
三三さんは、志ん朝の前で演じたこともあるとかで、大岡政談のお裁きまでをたっぷりと。こんな時だから、棟梁の気っ風のよさが気持ちいいです。口は悪いが、気の利かない与太をきちんと面倒みている、人と人のつながり。聴かせどころの江戸前の啖呵はかなりのスピードながら、言葉が聞き取りやすくてさすが。一方、大家の意地悪さは抑えめだったかな。

中入りでパンフレットを購入。そして後半は花緑さん。マクラがけっこう長くて、3・11東京駅の新幹線ホームでの出来事、若者は街頭募金に立つよりバイトして社会に参加して、という主張、笑いの効用、など。それから小さんの歯磨きを間違えたときのエピソードに触れ、そんな家に育った自分に似合う演目はやっぱり若旦那ものだと思う、とつなげて「二階ぞめき」。
番頭が若旦那の吉原通いを止めようと諭してみると、実はひやかし(ぞめき)がなにより好きだ、というケチな話。それならと店の二階を改装して、バーチャル吉原をしつらえちゃう。ここで大工が出てきて三三さんの演目に引っかけるあたり、巧い。後半、二階で繰り広げられる若旦那のひとり芝居も、馬鹿馬鹿しくて憎めないなあ。三三さんにも通じることだけど、端正で上品で聴きやすかったです。あんまり色気はないんだけどね。

終演後、ロビーで二人並んでパンフレットにサインしてくださいました! なんか得した気分。
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