EAGLES LONG ROAD OUT OF EDEN JAPAN TOUR 2011 2011年3月
結成40周年となるイーグルスの、7年ぶりの日本ツアー最終日に足を運んだ。いやー、期待以上に楽しかったです!
早めに東京ドームに到着。予想通り聴衆の年齢層は高め、しかも男性が多い。会場外で早速、ミーハーにグッズを購入。パンフレット2000円、Tシャツ4000円とストラップ1800円。席は1階かなり前、やや左寄りでS席1万2000円です。1階半ばまで埋まっている感じ。総勢100人の世界ツアーだそうで、アリーナ中央のカメラも外国人スタッフでした。
ステージは後方の半円形スクリーンに映像を流すくらいで、いたってシンプル。15分休憩を挟む2部構成で3時間、たっぷり聴かせてくれました。メンバー4人のほか、ギターのスチュアート・スミス、ホーンとバイオリンの4人組、ドラム、キーボードでサポートメンバーは9人。
当たり前だけど、とにかく名曲が目白押しです! メンバーそれぞれソロに個性があり、曲調もブルーグラスからメロディアスなポップ、ハードロックまで本当に多彩だなあ、と改めて唸る。
特にボーカルぶりが60歳を過ぎているとは思えません。グレン・フライのカントリーのり、ティモシー・シュミットの甘さ、荒削りのジョー・ウォルシュ、そして何といってもドン・ヘンリー。見事な太鼓腹には驚いたけど、ブルージーで切ない高音が泣かせます。そしてコーラスの美しさ。走るとか派手な動きは全くないけど、ドンは前列と後段のパーカッションをいったりきたり、グレンもエレピを弾いたりして結構忙しい。
コンサートは印象的なアカペラでスタートし、早くも4曲目で「Hotel California」。圧巻! 津波のような拍手、歓声。9曲目で大好きな「The Boys of Summer」。1階席のおじさんは水割り飲んじゃってくつろいでるけど、1部終盤にくると、さすがにアリーナ勢はスタンディングでしたね。
2部冒頭はアコースティックで、すわってじっくり歌う。「初のミリオンシングル」というグレンの紹介があって、「Take it to the Limit」。そして「One of These Nights 」とどんどん盛り上がり、なぜか全員出身地付きでメンバーを紹介するあたりから、ジョー・ウォルシュがおちゃめぶりを発揮。ギターもハードにロックらしくなる。スクリーンに「STAND UP」の文字がでたのには笑ったけど。2部ラストの「Heartache Tonight 」「Life in the Fast Lane」で大興奮!
あまり間をおかずにアンコールが3曲。ラストはやっぱり、これを聴かなきゃ帰れない「Desperado」でした。これまでの長い紆余曲折に思いをはせたりしつつ、ソロ曲も含む計28曲、きっちりバンドを聴いたって実感しました。充実!
以下セットリストです。
---First part---
01. Seven Bridges Road / セブン・ブリッジズ・ロード (Steve Young cover)
02. How Long / ハウ・ロング
03. I Don't Want to Hear Anymore / もう聞きたくない
04. Hotel California / ホテル・カリフォルニア
05. Peaceful Easy Feeling / ピースフル・イージー・フィーリング
06. I Can't Tell You Why / 言いだせなくて
07. Witchy Woman / 魔女のささやき
08. Lyin' Eyes / いつわりの瞳
09. The Boys of Summer / ボーイズ・オブ・サマー (Don Henley Solo)
10. In The City / イン・ザ・シティ
11. The Long Run / ロング・ラン
---Second part---
12. No More Walks in the Wood / 失われた森を求めて
13. Waiting in the Weeds / 夏の約束
14. No More Cloudy Days / 明日はきっと晴れるから
15. Love Will Keep Us Alive / ラヴ・ウィル・キープ・アス・アライヴ
16. The Best of My Love / 我が至上の愛
17. Take it to the Limit / テイク・イット・トゥ・ザ・リミット
18. Long Road Out Of Eden / エデンからの道、遥か
19. Walk Away / ウォーク・アウェイ (James Gang cover)
20. One of These Nights / 呪われた夜
21. Life's Been Good / この人生に賭けて (Joe Walsh Solo)
22. Dirty Laundry / ダーティ・ラウンドリー (Don Henley Solo)
23. Funk #49 / ファンクNo.49 (James Gang cover)
24. Heartache Tonight / ハートエイク・トゥナイト
25. Life in the Fast Lane / 駆け足の人生
---encore---
26. Take It Easy / テイク・イット・イージー
27. Rocky Mountain Way / ロッキー・マウンテン・ウェイ
28. Desperado / ならず者