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クーザ

ダイハツ「クーザ」東京公演 2011年5月

3回目のシルク・ドュ・ソレイユ。原宿から10分ほどの特設テントで。観客の年齢層は幅広く、道を歩いているときから浮き浮きした気分が漂います。ビールとフライドポテトを買い込んで席に着く。左寄り中ほどのSS席で1万3000円。

今回のテーマはひと言で言うと、原点回帰。セットは後方にバンドが陣取る3階建てのバタクランだけと、いたってシンプルで、演目はいずれもサーカスらしいもの。それだけに、生身の人間の鍛え抜かれた技を感じさせました。

お話は凧を持った子供、イノセントに謎の宝箱(クーザ)が届くところから始まる。箱から玉葱頭のトリックスターが飛び出し、次々に幻想が広がっていく仕掛け。前半は明るく、30分の休憩を挟んで後半はややダークに。

なんといっても後半の「ホイール・オブ・デス」が圧巻でした。重さ700キロの巨大な風車。軸の両端にある輪に、南米コロンビア出身の屈強な男性二人が命綱無しで飛び移り、体重移動で軸を回転させる。目の前でどんどんスピードが速くなる車輪を見ているだけでも、振り落とされそうで十分怖いのに、輪の外側に乗って跳ね、しまいには縄跳びまで。胸が締め付けられるようなスリルです。
前半の「コントーション」は登場のシーンから衝撃的。なにやらキラキラした固まり、実はモンゴル出身の少女3人が絡み合っているのです。超軟体で繰り広げるエビぞりその他のポーズ、素早い動きはまるで蜘蛛のよう。とても人とは思えません。また、終盤の「バランシング・オン・チェアー」は白い衣装の中国人パフォーマーが、8脚の椅子を黙々と積み上げ、倒立などをしてみせるだけなんだけど、ハラハラドキドキ。

ほかにイヌイットのブランケット・トスを取り入れた「シャリパリ」や、お馴染み空中ブランコで妖艶に飛翔する「ソロ・トラピス」、地上7メートルを超す綱渡り「ダブル・ハイ・ワイヤー」、1本足スティルト(竹馬)をつけシーソーで舞い上がる「ティーターボード」など。クラウンらの客いじり(アニメーション)もたっぷりで、おどけたキングがマジックで女性を消したり、詐欺師ピックポケットがスピーディーな掏摸技を披露したり、客席の一つが突然せり上がったり。どうも観客役もキャストのようだけど、なかなか愉快。

ドーナツのようなお菓子をかじったり、Tシャツ(メンズ3200円、レディース2800円)やボールペンセット1200円、ストラップなどを買い込んだりして大はしゃぎしました。あ~、楽しかった!Photo Photo_2 Photo Photo

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