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METライブビューイング「ラインの黄金」

METライブビューイング2010-2011「ラインの黄金」 2010年11月

番外編で、NYメトロポリタン歌劇場の今期オープニングを飾った、ワーグナー「ニーベルングの指輪序夜・ラインの黄金」のライブビューイングに行ってみました。10月9日の公演で、東劇での試写会です。

指揮はジェイムズ・レヴァイン。怪我から回復したものの、まだちょっと歩きにくそうでした。ヴォータンは威風堂々のブリン・ターフェル、フリッカがさらに貫禄十分のステファニー・ブライズ、アルベリヒにエリック・オーウェンズというキャスティング。
心躍る客席の様子、驚きの宙づりなどメイキング場面、さらに楽屋でのターフェルのウエールズ語まじりのインタビューが合計25分程度あってから開幕です。

今回はなんといっても、「シルク・ドゥ・ソレイユ」で知られるロベール・ルパージュの新演出が話題。セットが45トンもあって、そのためにわざわざ舞台を補強したそうです。
案外シンプルだけれど、確かに意表をつく立体的な装置でした。左右に巨大な軸をわたし、ずらり並べて取り付けたピアノの鍵盤のような縦長のパネルが、自在に回ります。冒頭ではそこにコンピューター制御の映像で水底や泡を映しだし、ラインの乙女がいきなり吊り上げられるスペクタクル。
圧巻はアルベリヒの黄金を奪おうと、地底ニーベルハイムに降りていくシーンでしょう。ヴォータンとローゲが宙づりになって、斜め角度からパネルで作った巨大な階段を下りていく。右側の扉から光が長く差しこんで壮観。またラストでは、パネルを立てて舞台いっぱいに作った壁の中央に、幻想的に輝く虹の道が現れ、神々がまた宙づりになり垂直方向に、ヴァルハラ城へと歩いていきます。もっとも、アルベリヒの変身シーンの大蛇は意外に普通の人形でしたが。

歌とオケにも迫力があったけど、どうも今回はセットに目を奪われがち。昨年、新国立で観たときの方が饒舌に、なんとも人間くさい神々の苦悩とか身勝手さを感じられた気がします。生の舞台と映像の違いかもしれませんが。カーテンコールではローゲのリチャード・クロフトだけちょっと不評でしたね。休憩無しの3時間。ちょっとヘビーだったかな。

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