立川一門会「夢の酒」「薄型テレビ算」「お見立て」
立川談志一門会 2010年6月
よみうりホール。2階の少し右の方。4500円。満員です。
楽しみにしていた一門会。最初は立川談修さんの「夢の酒」。はきはきして聞きやすい。淡島堂にお願いして、義理の息子の夢に入って向島に行くという筋がロマンチック。続いて元気いっぱい談笑さんでお馴染み「薄型テレビ算」。時節の話題をさりげなく盛り込みつつ、安心して聞けますね。前半の〆は生志さんの「お見立て」。花魁が居留守を使うものだから、若い衆が苦し紛れに「花魁は死にました」と嘘をついて、客の墓参を案内する羽目になるという話。
中入り後、いつもの松元ヒロさんの達者な政治風刺があって、トリは談志さん。声がかすれていて落語は無理、ということで、スーツ姿で登場し、ジョークをいくつか披露。それから客席にいるはずの山中秀樹さんと、椅子に座ってトーク。それでも「客の前に出ると何とかしようと思う」と、そでの志らくさんまで引っ張り出して1時間近く、談春、志らく、そして何といっても志の輔かな、などと語り、ラストは小話を連発してました。
あんまり寸法が合ってないようなスーツ姿はちょっと寂しいけど、まあまあ元気そうだったし、終演後に家電店を抜けて帰っていく姿までカメラが追うのを見かけて、妙に「ああ、芸人さんなんだなあ」と感じました。
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