ゴスペラーズ坂ツアー2009 15周年漂流記春夏
ゴスペラーズ坂ツアー2009 15周年漂流記春夏 09年7月
日本武道館、南スタンド2F。6000円。
3時間近く、楽しかったです! 18時30分の開演ぎりぎりに滑り込む。正面入り口にはお祝いの花がいっぱい。聴衆は女性が圧倒的だけど年齢層が幅広い。席が後ろの方なので、振付を覚えている熱心なファンもいれば、ヒット曲数曲しか知らない感じの男性も。皆、くつろいでいて雰囲気がよい。セットは緩やかにカーブした階段だけで、装飾は定番のミラーボール、銀テープ、風船くらい。バンドもギター、ベース、ドラム、キーボード、DJで一見シンプルだと思ったけれど、声が楽器にもなるコーラスグループだから当然か。
15周年記念の前半戦で、3月発売のアルバム曲が中心。曲がいいし、やっぱり歌がうまい。これに尽きる。出だしだけ黒沢さんの高音がちょっと辛そうだったけど、その後は問題なし。1人ずつではボーカルとして弱いのだろうけど、交代でソロをとり、コーラスしていてバランスがいい。ライブでは特にリーダー村上さんと酒井さんのリズム感が効果的。
ダンスその他はめいっぱい格好つけているのに、押しつけがましく感じさせないのは人徳でしょう。トークは「蒸し暑いね」話の連続から始まり、ラジオ番組の雑談のようで、大学のサークル仲間がそのまま大人になったような愛らしさがある。
演出としては「傘をあげる」で安岡さんの1人芝居。中盤の「シマダチ」でメンバーもカホン、クラビオーラ、ギタレレなど楽器を持ち寄って合奏したのが楽しかった。準備が整うまで「ランナウエイ」「スタンドバイミー」「People get ready」をちょこっと歌ったり、サービス精神がたっぷりで、ちょうど席の後方から空調の風が吹きつけ、なんだか野外ライブの気分。黒沢さんが小さい鉄琴を懸命に叩く姿が可愛らしかった。モニターに映ると思わず笑いがもれるので気の毒だったけど。その後、「The Longest Time」で酒井さんがリードをとり、お約束の会場7000人での大合唱。
曲としては滑り出しの「Full of Love」、終盤で盛り上がる「Sky High」、しっとりした「愛は探し出すのさ」あたりが格好良かったかな。比較的短いインターバルでアンコールに移り、新曲を披露。「in the soup」の後、バンドメンバーがはけ、しめはメンバーだけのアカペラで「ひとり」。歌い出しをやり直したりするのも微笑ましい。一番声援が大きかった感じの北山さんが最後に客席に投げ入れてたのは、あれはひょっとして音叉? とにかく満喫しましたー。
以下、曲目です。
1,2,3 for 5
終わらない世界2009
ローレライ
Full of Love
Love Vertigo
I'll Make Love To You
ミモザ
ウイスキーがお好きでしょ
逃飛行
傘をあげる
Blue Planet
永遠に
青い鳥
シマダチ
Armonia
The Longest Time
沈まぬ太陽
Sky High
セプテノーヴァ
FRENZY
狂詩曲
愛は探し出すのさ
My Gift To You
宇宙へ~reach for the sky~
in the soup
ひとり
ゴスペラーズ@武道館 7月3日 閑中茫有
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