アーネム・フィルハーモニー
オランダ・アーネム・フィルハーモニー管弦楽団 09年3月
サントリーホール大ホールの2階左端。オーケストラを上からのぞき込む感じで、動きがよく見えて面白い。オランダ大使館関係者らしき人もいて、なかなか華やかな雰囲気。
指揮小林研一郎、ピアノ中村紘子。共に60歳をゆうに超えるベテランだけど、エネルギッシュです。特にコバケン。初めて観たけど、評判通り踊りまくり、唸りまくり。オケも力いっぱい、一生懸命でした。
ケース・オルタウスの日蘭貿易400周年記念作品「地蔵」は、日本風の打楽器が印象的。グリーグのピアノ協奏曲イ短調は気持ちよい。休憩後、ムソルグスキーの組曲展覧会の絵、ラヴェル編。馴染みのメロディーが楽しく、ドラマチック。管で頼りないところもあったと思うけど、サックスの女性が格好良かった。
アンコールはまず、弦だけのダニーボーイでしみじみ。これはコバケンの定番なのですね。さらにハンガリー舞曲5番を情熱的に仕上げ、最後は拍手にこたえて4方向に丁寧なお辞儀。サービス精神たっぷりでした。