「恋する妊婦」
「恋する妊婦」 08年2月
シアターコクーンで岩松了脚本・演出の「恋する妊婦」。9000円。正面のいい席で、近くに俳優の人を見かける。全体に、お芝居好きらしい大人の観客だ。
内容は昨年観た「シェイクスピア・ソナタ」 のベースになったような、大衆演劇一座のバックステージもの。途中、発砲シーンはあるけれど、やっぱり岩松節というか、全体に淡々としている。何かが破滅するとか解決するとか、そうい うカタルシスはなく、見終わってから思い通りにならない「やるせない日常感」が心に残る。私もそういう味わいが、ちょっとわかってきたかも。
座長役の風間杜夫が存在感があって、とても締まっていた。ママの小泉今日子も案外 よく、鈴木砂羽と若い森本亮治がうまく舞台回しをしていた。副座長の大森南朋は、期待していただけにいまいちだったかな。
『恋する妊婦』 柴犬陸ログ
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リンクを有難うございます。
この芝居、NHKで放映されたばかりですね。
欲を言えば、他の方の演出で観たかったです。
セットなども、リアルさにこだわるのではないやり方があったのではないかと。。
投稿: 柴犬陸 | 2008/04/28 00:19