「カルメン」
「カルメン」 2007年12月
新国立劇場。1Fのほぼ中央、真ん中から少し後ろのとてもいい席。2万790円。指揮ジャック・デラコード、演出鵜山仁、東京フィル。
新演出とい うことだが、美術、演技とも伝統的な感じ。やはりカルメンは前奏曲からハバナの舞曲のリズムだという「ハバネラ」、「闘牛士の歌」など、名曲が目白押しで素晴らしい。話は下世話だけど、聞かせどころで自然と拍 手してしまう。
今回はオケが小ぶりな分、歌手や個々の楽器を味わった気がする。悪女というより、運命を受け入れ恋に生きる強いヒロイン、カルメンのマリア・ホ セ・モンティエル。カルメンとは対照的に、情けなさがよかったホセのゾラン・トドロヴィッチ。可愛くて、拍手も多かったミカエラのおなじみ大村博美。個人的には中でも見栄の切り方が格好 良かったのは、エスカミーリョのアレキサンダー・ビノグラードフだと思う。また広場や酒場の「群衆」が重要な舞台装置になっていて、合唱に迫力があった。
新国立にも慣れてきて、2回の休憩にシャンパンとサンド、コーヒーとシュークリームをもらい、くつろいで楽しめた。八塩圭子さんがいたそうです。
新国立劇場オペラ「カルメン」鑑賞 エコ(ケチ?)と猫とオペラ鑑賞が好きな育休明けOLの日記(仮題)
新国立劇場 オペラ「カルメン」 ちゃむのバレエとオペラ観劇日記